昔働いたバイト先の話1 | フクザワのブログ「曖昧な日常」


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私は一時的な嘘がうまい気がする。
バイトの面接でうまく自分を取り繕うのが得意だ。もちろんバイト先の情報を前もって色々調べていくのもあるけども。それで受かってしまって後あとすごい苦労した。過去に7個くらいバイトしてきた中でも一番辛かったバイトの話をなんとなくお昼に入ったお風呂で思い出したのでかく。
5年くらい前の話。
古着屋のバイト。最終的には新しい服もたくさん取り扱っていて、古着屋はごく一部になってたけど、全国にちょこちょこある服屋で働いてた。
元々根暗で友達というか人との関わり方が全然わからなかった。でも大学では根暗な学科に入ったおかげで友達ができ、普通ぽい毎日を過ごしてた。大学3年のころちょうど短期バイトがなくなりお金もなくなりそうになってた頃によく行く服屋で声かけられて、バイト募集してるといわれ、たまたま偉い人がいる日だったので何故かすぐ面接になった。いきなりだったので何も用意してなかったが、その前にしてた短期バイトが服屋だったのでなんとなく雰囲気に合わせて話したら受かった。服屋で声かけられるのが苦手で今やネットでしか買わないくせに、その受かった服屋はガンガン接客ガンガン声出しの服屋だった。でもこれは根暗な自分を変えるチャンスじゃないか?少しチャラくなれるか?と思って頑張ったが、地獄だった。無理なものは無理だ。お客さんが来たら隠れる。ビラ配りのビラはばれないように少し捨てた。声は枯れた。服をたたむのだけが上手になった。しかし頭が悪い上に学生バイトだったのでレジ締めやバイヤー的なことは一切できなかった。店員は全員いい人やったが、みんなゴリゴリしていた。朝礼でおもろいこと言わないといけないとか、仕事をしていて気付いたこと言わないと帰れないみたいなのとかあった。つらい。誰かの誕生日には盛大にパーティを、遅番ならみんなでカラオケやスポッチャいこうぜみたいなノリも全部辛かった。もちろん、いかなかった。男女おなじくらいいる職場やったが、恋愛事情もどろどろだった。付き合う=結婚という思考のフクザワさんには全くついていけなかった。もちろん蚊帳の外にいた。
ちょうどおなじ時期に掛け持ちで内緒で働いてたCDショップはゆるくて最高やった。学校を理由に服屋はやめた。いい人達だったが、辛かったのでだれの連絡先も名前すらあまり覚えてない。(数年後たまたまオシャレ雑誌を開いたらその時の人がオシャレ店員スナップで載ってて少し嬉しかったけども、店長と別れたんやろな。)当時のこわい店長は24歳だった。私は今25歳だ。越えてるがな。世界が違うな。でも今思えばそんな世界も観れてよかった。何事も経験やといえる歳になってしまった。今もし服屋で働いたらあの時よりかは上手くやれると思う。絶対いややけども。


今は絵で食べてるよ。何が起きるかわからんね。
5年前はみんな私をバカにしてた。
5年後はまた違うことしてるとおもう。

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