前回書いた身体的負債のオハナシです。
8月の最終週あたりから、喉が痛くて咳が出現。
風邪かしらん?
よく、風邪引くと、私の場合は喉から始まるのです。
風邪かな?って思ったのはがん患者になってから初めてでした。
いや、実際風邪は殆ど引かなくなっていた。
高線量の放射線治療をしている時も、「白血球下がってるから気をつけてね」とか言われても、適当な対処しかしてなかったし。
なーんか、のんびりしてて、自分の免疫力が思ってる以上に下がっていることなど気にも留めていなかった。
そんなこんなで、抗がん剤投与の日。
(このときもアバタキを2週間ごとに続けていました)
喉が痛くて咳が止まらないことは診察で伝え、咳止めと痰を切る去痰薬を処方してもらって、その日は通常投与。
熱は無かったので。
さて
通常、抗がん剤の副作用は翌々日から、2~3日。
一番の症状は体の怠さ、です。
だけどこの時は、翌日から、なんか変。
やっぱ風邪引いてると、こうなるのか?なんて思っていたら
その次の日(投与から二日目)の夜中、9度ちかい高熱発症。
起き上がったとたん、鼻と口に熱いものが流れてきて、触ったら手が真っ赤。
服は血だらけに。
まぢかよ、鼻血…。おまけに抑えても抑えても、止まらない。
アバスチンの副作用で何度も鼻血は出たけど、その時は殆ど鼻水と共に出て来ていて、ただ流れ出てくる鼻血って無かった。
最近は鼻血自体無かったので、やっぱり風邪のせいなのか…。
その後、まったく止まる気配が無く、元々貧血なのに、ちょっと怖くなり、病院に電話するかどうしようか迷ってて、うだうだしながらも、鼻をつまみ続けて、3時間くらいかな。
やっと止まって、時計を見たら3時半くらい。
服を着替え、ロキソニンを飲んで、寝ました。
翌日、熱も下がったので、ひと安心。
このまま、2,3日大人しくしていれば回復かなと。
が、しかし、そんな私の考えは、甘かった。
本当の地獄はここから。

食事はゼリー飲料とスポーツドリンクくらいで、ろくにとれていなかったけど、高熱は殆ど出なくなっていた。
でも、咳が止まらない。
深くゆっくり寝ることができない。
熱は高熱は無くても、微熱が続き、7度前後で上がったり下がったり。
ロキソニンで解熱することが良いことなのかは分からなかったけど、飲まないと熱が上がってくるし、咳とともに眠れないので、飲んでいました。
炎症を抑える作用もあるし、そっちにも期待していた。
で、抗がん剤から10日ほど経った頃、咳が全く止まる気配が無いので、内科クリニックへ行った方が良さそうだと思い、行こうと思ったんだけど、ずっと寝ていたせいか、足が動かなくて歩けなくなってしまった。
トイレくらいは自力で行けたけど、できるのはそれだけ。
お風呂にも入れなくなってしまい、そんなカンジだと、外に出ることもできなくなってしまった。
それでも、日々体を休めていたせいか、何となく体が回復してきたような気がして、2週間後の通院は普通に行くつもりになっていた。
タクシー使えば病院まで行けるし、抗がん剤はできなくても、診察だけはしてもらおうと思って。
咳止めも去痰薬も切れてしまうし。
が、
なぜか、通院の日の朝、前日まではまあまあ体調維持できていたのに、再び8度超えの高熱。
咳も止まらない。
せっかく行く気になっていたのに、結局咳止めとロキソニンを飲んで寝て、午後には熱が下がったけど、もう外に出る気にはならず、欠席の電話を病院に入れて、再び寝た。
咳が止まらなくなって2週間。いや、最初の症状から3週間近く経っていた。
もしかして、風邪じゃないのか?

で、結局、顛末は、この通院予定だった日に出た高熱を境に、体調は突然終息へ向かっていくのです。
3日もすると熱は平熱で安定し、咳は咳止めを飲んでいないのに(薬切れてたから)少しずつ日々治まって行きました。
痰は、長くゴロゴロしてたけど、日ごと少しずつ無くなりました。
食欲は戻り、歩行も普通にできてます。
ただ、食欲は戻ってるものの、体重は先月と比べて3キロ減っていて、ちょっと今までにないほどの体重減となってしまいました。
鹿児島で治療していた時は浮腫みでかなり体重が増えていて、その頃のMAXと比べると10キロ減っていて、自分で思ってる適正体重と比較しても、6キロ位減ってます。
診察のとき、「体重減ってますよね」って言われていたけど、私は体重の変化が普段から結構あるのですよ。
3キロ位の増減は当たり前なので、気にしていなかったけど、この減り方はちょっとヤバいかな?
実は、私、体重の変化があまり、顔に出ないんです。
だからなのか、自分でも気にしてなくて、ダメですね。
そういえば、今思い出したけど、治りかけの時、顔に大きめのじんましんが出て来てたっけ。
さて、あのとき一瞬、風邪では無いのでは?と思ったものの、今から思えば風邪だったと思っています。
もしかしたら、気管支炎くらいは発症していたのかもしれないけど。
実はその頃、頭の中は
『風邪からの肺炎→間質性肺炎』
そんなのがずっと抜けなくて、もうこの風邪の後遺症でがんの治療ができなくなったら、どうする?
って、ことばかり考えていて、自分を追いつめていましたね。
だから、やっぱり内科へ行って診てもらった方がよかったかもしれません。
変な妄想でマイナス思考に陥らなくて済みますし。
ずっと健康で、がんになってからもそこそこ体力を維持してきたワタシ。
冬場、満員の通勤電車で、マスクなどろくにしなくても、インフルだって罹ったことなかった。
でも、あの止まらない発熱と咳は、今まで経験したことの無いものでした。
とにかく、免疫力の低下は、自覚以上のものがあったようです。
だから、今まで以上の副作用が襲ってきて、健康な頃ならすぐ治すことができた風邪もこんなに時間がかかってしまったのではないかと、推測しています。
私は医者じゃないから、自分に自分で診断は下せませんけどね。
元気で動けてるから、大丈夫、ってことじゃないってことを痛感しましたよ。
っていうか、『調子乗ってんじゃないわよ』ってお灸すえられちゃったカンジかな。

抗がん剤治療中の風邪には、気をつけましょね。
って、言われなくても、知ってますよね。
あー、でもこの無駄な労働のおかげで、私の9月はほぼ無かったものになりました。
明日から10月だものね。
はい。
ということで、以上です。