病院に行かなかったハナシと忘れちゃいけないこと | aimai みえないチカラ

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乳がん患者です。
好きなことだけ書いてます。

2012年6月1日、乳がんのプレ告知を受け
基本的な精密検査の末6月15日に確定診断された。
周辺のリンパ節、骨、肺(胸膜と横隔膜)局所皮膚に転移していた。
局所療法(手術)はできないので全身療法(薬物療法)になると告げられ
その日のうちにホルモン療法と骨治療点滴ゾメタを開始した。


早期発見・早期治療の重要性が世間で言われているのに
なぜそんなになるまで放っておいたの?
って
やっぱ思いますよね。


「もう(あなたのがんは)皮膚から出てきちゃってるんですからね!」
なんてw
初診時に対応した女医が優しい顔しながら、イライラしてたのを思い出します。


色々ネットで調べているときも
「皮膚にがんが出てくるまで放っておくなんて馬鹿じゃないの」って

ブログに書いてる人がいて、その書き方に、それこそ馬鹿みたいに傷ついたりしてたなw。


なぜこんなになるまで放っておいたのか


それは、

本当に乳がんだと思わなかったのです。

手術で乳房を失いたくないとか
抗がん剤の治療に疑問をもっていたとか
標準治療が信じられなかったとか
放置して流れのままに生きてみようとか。。。?


そんなトリッキーでカッコいい考えなんてさらさら無く
ただただ、病院に行くことに至らなかったのです。



発覚から遡ること2年くらい前から、体調の変化は感じていて
当時色々な悩み事を抱え、厳しいストレスに晒されていたと思う。
具体的なことは書かないが、自分の体以上に優先させなければいけないことがあった。
胸のしこりは20代の頃からあって、何も起こらないから全く気にしていなかった。


「それでもやっぱ普通病院くらい行くでしょ」って思いますよね。
それは正解ですw。



でもヒトって「他の人から見れば当たり前の認識」が自分だけつい抜けちゃってる時って無いですか?



乳がんの「早期発見・早期治療」を知らなかったわけじゃない。

検診の重要性が謳われていることもちゃんと理解していた。

でも、自分の中では本当に抜け落ちていたんですよ。
自分が乳がんに罹患するなんて考え自体が。。



幸いなことに、こんな私を面と向かって批判する人は周囲に居なかった。
今の乳腺外科にたどり着くまで、いくつか診療科を受けたが
そんな私の行動は今の病院でも、責められることは無かった。

ブログでも、自分で勝手に「厳しい言葉」を読んで落ち込むことはあっても
ダイレクトに私に疑問や批判をぶつけてくる人は一人も居なかった。
むしろ応援してくれたり、「あなたが生きていることで頑張れる人がいる」って言ってもらえたり。。


以前、看護師の友人に言われた。
「病状が良くなったんなら、病院に行ったタイミングは間違っていなかったってことだよ」って。

ものは考えようだなと思ったw。


確かに悪化の一途を辿っていたら、きっと過去を遡って後悔ばかりしていただろう。
でも、私は、腫瘍マーカーの上下があったり、皮膚に遠隔転移がでてきたりしても

体調自体は良好なのです。

去年、本当に「死」を覚悟したあの苦しい痛みが嘘のように。

だから、今はもうこれでいいんだなって思っています。


そんなことよりも、何よりも

今一番思うのは、あの頃の体の痛みや苦しみ、

あの言いようのない不安や孤独感を絶対に忘れちゃいけないってこと。

それは

今だって、どこかであの頃の自分と同じように

苦しみながら過ごしているひとたちがたくさん居るはずだから。

ちょっと元気になったからって、自分の「立ち位置」は変わらない。。。です。


ああ、そうそう

あのね、この一年ワタシの病状の展開は、色んな意味で病院の先生たちを裏切ってきましたわ。


良い意味→腫瘍マーカーの劇的な低下と骨の回復、肺転移の消滅

悪い意味→皮膚への遠隔転移


この、「良い意味での裏切り」ってのが心地いいんだよねー。


病状が進行している方、

このドクターへの「良い意味での裏切り」で爽快な気持ちになってみませんか?


人間の体が教科書通りにいかないってこと、「良い意味で」知らしめてやりませんか?


なんてね。。。(笑)


みなさん、それぞれの治療がんばりましょうね。。(・ω・)/