防衛関連の銘柄の株価推移を正規化して比較してみました。
ロッキードマーチン(LMT)が大幅に上昇、一方でパレンティアテクノロジーズ、RTXが伸び悩む理由を生成AIに聞いてみました。
NASDAQ、ロッキードマーチン、RTX、パレンティアテクノロジーズ、ゼネラルダイナミクス
日経平均、三菱重工、川崎重工
ロッキードマーチン(LMT)が直近1カ月で強く上昇している最大の理由は、「軍需需要の急拡大」と「2026年の強気な業績見通し」が市場に強く評価されているためです。一方、パレンティア(PLTR)やRTXは“同じ防衛関連”でも、事業構造・リスク・投資家の評価ポイントが異なるため、株価が素直に上がらない状況です。
以下、アナリスト視点で体系的に整理します。
🔥 ロッキードマーチン(LMT)が上昇している理由
1. 2026年の業績見通しが市場予想を大きく上回った
ロッキードは 2026年の売上・利益が市場予想を上回る強気のガイダンス を発表。
これは投資家にとって最も強い買い材料です。
戦闘機(F-35など)
- ミサイル防衛(THAAD、Patriot)
- ドローン、ヘリコプター
これらの需要が継続的に増えると明言。
2. 米軍との大型契約・生産拡大が相次いだ
米国防総省(ペンタゴン)が THAAD・Patriot迎撃ミサイルの生産拡大に向けた利益共有契約 を締結。
これが株価を押し上げました。
3. 地政学リスクの高まりで軍需需要が急増
- 中東情勢の緊迫
- ロシア・ウクライナ戦争の長期化
- 南米(ベネズエラ)情勢の悪化
これらが軍需需要を押し上げ、ロッキードの受注残は 前年比+10%の1936億ドル に増加。
4. 実績(2025年Q4)が非常に強かった
- 売上:前年比 +9.1%
- EPS:市場予想を上回る
業績の裏付けがあるため、投資家が安心して買える銘柄になっている。
🧊 対照的に、パレンティア(PLTR)が上昇しない理由
1. バリュエーションが高すぎる(割高感)
PLTRはAI関連として人気が高く、PERが非常に高い水準。
金利が高止まりする局面では、高PER銘柄は売られやすい。
2. 収益構造が軍需に偏りすぎている
PLTRは政府向け売上が大きく、
- 契約のタイミング
- 政府予算の遅れ
- 単価の変動
に左右されやすい。
Zacksの分析でも、PLTRは決算前の不確実性が大きいと指摘されている。
Zacks Investment Research
3. AI関連株の調整の影響
AI銘柄全体が過熱感から調整しており、PLTRもその流れに巻き込まれている。
🧊 RTX(旧レイセオン)が上昇しない理由
1. F-35関連の遅延・契約問題
RTXはF-35のエンジン供給で重要な役割を持つが、
F-35の納入遅延や契約上の問題 が投資家の懸念材料になっている。
Stocktwits
2. 長期契約によるキャッシュフローの伸び悩み
RTXは契約期間が長く、短期的な利益が出にくい構造。
ロッキードのように「即効性のある軍需需要の恩恵」を受けにくい。
3. 商用航空部門の影響
RTXは軍需だけでなく、
- 航空エンジン
- アビオニクス
など商用航空の比率も高い。
景気減速懸念があると、この部分が重荷になる。
📌 まとめ:なぜLMTだけが強いのか?
| 企業 | 主な事業 | 株価が上がる/下がる理由 |
|---|---|---|
| ロッキード(LMT) | 戦闘機・ミサイル・防衛システム | 受注急増、業績好調、強気ガイダンス、地政学リスクで需要拡大 |
| パレンティア(PLTR) | AI・軍需向けデータ分析 | 割高、政府依存、AIバブル調整、決算不透明 |
| RTX | 航空エンジン・レーダー・ミサイル | F-35遅延、契約問題、商用航空の逆風、短期利益が出にくい |

