以下、独自スクリーニングした銘柄の株価値上がり率トップ10です。やはり1位はAMDでした。Open AIがチップを買うことを公表された影響が大きいので納得。
2025/10/1-10/7
| AMD | デバイス| +23.51% |
| 第一三共 | 医薬品 | +15.62% |
| 東京エレクトロン | 半導体製造装置 | +13.30% |
| 日立製作所 | SIer | +12.47% |
| アーム | デバイス | +11.21% |
| ペイパル | 金融 | +10.12% |
| マイクロン | メモリ | +9.89% |
| NEC | SIer | +9.76% |
| インテル | デバイス | +9.74% |
| 富士通 | SIer | +9.14% |
AIによる分析
この1週間で株価が急騰した銘柄は、AI・半導体・SIer・医薬品などの成長テーマに乗った企業が中心です。
PERや利益率から見ると、割高な銘柄もありますが、業績回復や将来性への期待が株価を押し上げています。
📊 市場動向と業種別の背景分析
🔧 デバイス・半導体関連(AMD、アーム、インテル、マイクロン、東京エレクトロン)
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共通背景:
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AI・生成AI向けの需要が再加速。
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米国の金利ピークアウト観測により、グロース株に資金が戻っている。
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半導体在庫調整が進み、業績回復期待が強まっている。
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| 銘柄 | PER(概算) | 売上高利益率 | コメント |
|---|---|---|---|
| AMD | 約35倍 | 約18% | AI向けGPUの期待で急騰。競合NVIDIAとの差が縮まるとの見方。 |
| アーム | 約80倍 | 約10% | 割高だが、スマホ・IoT・AI向けIPの需要が評価されている。 |
| インテル | 約15倍 | 約12% | 割安感あり。ファウンドリ事業の進展が材料視。 |
| マイクロン | 約12倍 | 約20% | メモリ価格の底打ちと在庫調整完了が好感。 |
| 東京エレクトロン | 約20倍 | 約25% | 製造装置の受注回復と中国リスク後退が背景。 |
🧠 医薬品(第一三共)
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背景:
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抗がん剤「エンハーツ」の米国・欧州展開が進み、売上急増。
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アストラゼネカとの提携強化も好感。
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| 銘柄 | PER(概算) | 売上高利益率 | コメント |
|---|---|---|---|
| 第一三共 | 約25倍 | 約14% | 成長性が評価されており、医薬品セクターの中でもグロース寄り。 |
🖥️ SIer(日立製作所、NEC、富士通)
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背景:
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国内企業のDX投資が活発化。
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AI・クラウド・セキュリティ関連の受注が増加。
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円高進行で輸出採算は悪化するが、内需中心のSIerには追い風。
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| 銘柄 | PER(概算) | 売上高利益率 | コメント |
|---|---|---|---|
| 日立製作所 | 約18倍 | 約10% | ルマーダ事業の成長が評価されている。 |
| NEC | 約15倍 | 約8% | 官公庁向け案件が堅調。AI・顔認証技術も注目。 |
| 富士通 | 約17倍 | 約9% | クラウド・インフラ事業が好調。海外展開も進む。 |
💳 金融(ペイパル)
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背景:
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デジタル決済の拡大と新CEOによる改革期待。
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コスト削減と新サービス(Venmoなど)の収益化が進展。
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| 銘柄 | PER(概算) | 売上高利益率 | コメント |
|---|---|---|---|
| ペイパル | 約14倍 | 約15% | 割安感が強く、業績回復期待で買われている。 |
🧠 総合評価(アナリスト視点)
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AI・半導体関連が主導する上昇局面で、業績回復とテーマ性が株価を押し上げている。
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PERが高い銘柄(アーム、AMD)もあるが、成長性で正当化されている。
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医薬品・SIer・金融は安定収益+成長期待のバランスが取れており、投資家の選好が分散している。
🔍 今後の注目ポイント
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半導体需給の持続性(AI特需の一過性か構造転換か)
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第一三共の新薬承認・販売動向
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SIerの受注残と利益率改善
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ペイパルの新戦略の実行力