Introverts(内向的な性格)が秘める力! | 放課後のインターナショナルスクール AIM(エイム)アカデミー

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人の性格は大きく分けて二種類あると言われているのをご存知でしょうか?英語でこの二つの性格をextrovert(外交的)introvert(内向的)と言います。Extrovertは外交的な性格で、このような性格の人は様々な人々と関わる事や色々な活動をすることでエネルギーを補給すると言われています。その一方で内向的な性格のintrovertはextrovertの様に外との関わりからエネルギーを補給するのではなく、自分の頭の中で考えや想像を巡らすことで活力を得ると言われています。Extrovertは周りから「社交的」と思われることが多く、グループでの交流に抵抗をあまり感じません。一方「内気」や「控えめ」と思われがちなintrovertは一人でいることを好み、信頼を置けるごく少数の人との交流を好みます。

 

大勢の前で積極的に発言をしたり、自分の意見を主張するのが苦手なintrovertは学校や会社で損をしてしまいがちです。社交的で人付き合いの良い性格が評価されがちな現代社会では、内向的な性格の子供は周りから「恥ずかしがり屋」や「静か」などとマイナスなイメージを付けられてしまうこともあります。(もちろん、恥ずかしがり屋だったり静かな事は決してマイナスな性格ではないのですが、、、!!

 

 

そんなintrovertの考え方を大きく変えたのが2012年に出版され、大きな話題を呼んだスーザン・ケイン著の「内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力」(Quiet—The Power of Introverts in a World That Can’t Stop Talking。ニューヨークのウォール街で顧問弁護士として働いていた経歴を持つケインは本書でintrovertが秘めている静かなパワーについて書いています。ケインいわく、学校や職場の多くは外交的な性格を好む傾向にあり、内向的な性格の良さを引き出せずに内向性を外向性へと強引に変えようとしてしまっていると主張しています。世界の人口の約3分の1がintrovertにも関わらず、これでは様々な有能な人々が自分のポテンシャルを発揮するチャンスを逃してしまっている!!とケインは本書で訴えています。

 

ケインはintrovertとextrovertのどちらがより優れているかを問うのではなく、どちらの性格にも長所と短所があり、それぞれの長所を活かすことが社会の向上へと繋がると指摘しているのです。内向的な性格を自分の弱点として捉えるのではなく、自分の活躍できる場面・場所を理解し自信を持つことの大切さをケインは綴っています。彼女のTEDスピーチ、「内向的な人が秘めている力」は1,500万回も再生されていて、日本語字幕付きでも視聴出来ますので是非!(CC字幕をONにする事をお忘れなく)

 

 

内向的な子供に対して「なぜ社交性がないの?」「なんでもっとみんなの前でお話できないの?」などと叱ってしまうと、その子がいかにも性格に欠点があるように感じさせてしまいます。その子の性格をどのように活かせるかを考え、サポートすることが必要なのではないでしょうか。物事をしっかり考えてから発言する力。ほかの人が気付かないようなことに気付ける力。内向的な性格には様々な利点があります。これらの力に気付き、存分に引き出してあげる事が無限のポテンシャルへと繋がるのではないでしょうか。