おはようございます。
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旅するヘア&エアブラシメイクアーティスト「AimBleエマブール」の小川敬子おがわゆきこです。

 

 GWに公開された「プラダを着た悪魔2」を鑑賞しました!

 

 前作「プラダを着た悪魔」は、志望していた報道記者とはまったく異なる世界——

 

 ファッション誌「ランウェイ」の編集長ミランダのアシスタントになったアンディが、慣れない業務とミランダの無謀むぼうともいえる指示に毎日翻弄ほんろうされながら、やがてミランダに頼られるアシスタントへと成長していく姿が描かれていました。

 

 観ていてハラハラしながらも、アンディの奮闘ふんとうに思わず背中を押されるような、そのような作品でした。

 

 前作を観たのはずいぶん前のことですが、今でも印象に残っているシーンがいくつもあって、「あのミランダとアンディがどうなったのか」という期待を胸に劇場へ向かいました。

 

 では、今作はどのような作品だったのでしょうか…

*ネタバレを含みます

 

 

20年ぶりの再会——キャストも、物語も、進化していた

*映画『プラダを着た悪魔2』公式YouTubeより

 

 

 まず率直に言うと、前作が好きだった方ならまちがいなく楽しめる作品です。

 

 メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント・スタンリー・トゥッチ——

 

 前作のキャストが再結集していること、それだけでテンションが上がります!

 

 20年という時間を経て、それぞれがどのような人生を歩んできたのか。

 

 その積み重ねがそのままキャラクターの深みになっていて、再会の喜びと同時に

ブラシ(みんな変わったな、でも変わってなくてステキだな)

という不思議な感覚を味わいました。

 

 

 ストーリーは、雑誌業界を取り巻く時代の変化を軸に展開します。

 

 紙からデジタルへ、雑誌から配信へ——

 

 ファッション業界だけでなく、あらゆる業界で起きているこの波が、物語の大きなテーマになっています。

 

 

 華やかなファッションやニューヨークの洗練された世界観はそのままに、今作ではそこに「時代の変化と、それにどう対応していくべきかが問われている印象です。

 

 

時代の波に翻弄されるミランダの姿が印象的だった

*映画『プラダを着た悪魔2』公式YouTubeより

 

 今作でいちばん印象に残ったのは、ミランダの変化でした。

 

 雑誌から配信へ。

 

 ラグジュアリーブランドの広告のあり方も変わり、ことあるごとにハラスメントを指摘される場面も。

 

 スピードを増して変化していく時代。

 

 かつてファッション業界の頂点に君臨していたミランダが翻弄される様子は、今の現代の働き方の在り方をある種リアルにそして印象的に描いています

 

 

 前作での「強くて完璧で隙がない」ミランダとは、またちがう一面です。

 

 圧倒的な存在感はそのままに、でもどこか人間らしい揺らぎが見えるミランダ。

 

 メリル・ストリープの演技が、その揺らぎをとても繊細に表現していて思わず見入ってしまいます。

 

 

胸に刺さった、「引退」という言葉

 今作を観ていて、私的にいちばん響いたのが引退というテーマでした。

 

 仕事をしていれば、誰にでもいつかは訪れること。

 

 続けるのか、退くのか。

その線引きをどこで、どうやってするのか——。

 

 私自身も、ふとしたときに考えることがあります。

 

 だからこそ、劇中のミランダの心情が自分に重なって、なんとも言えない気持ちになりました。

 

 

 華やかな世界を舞台にした映画でありながら、そこに描かれているのは、ありふれたシビアな現実でした。

 

 

この映画が問いかけること

*映画『プラダを着た悪魔2』公式YouTubeより

 

 でも、そこは最強の編集長・ミランダ。

 

 自分の気持ちと向き合うと、そこからの起死回生がすごいっ!

 

 「自分がしたいことを仕事にする」

 「自分が好きなこと」

は、前向きな気持ちやモチベーションに繋がるんですよね。

 

 この部分にもすごく共感が持てましたし、見ている人たちの気持ちを後押しする、圧巻のクライマックスだったと思います。

 

 もちろん、ミランダひとりが奮起したわけではありません。

 

 それは、信頼できる部下(仲間)がいるからこそできること。

 

 ヘアメイクの仕事は一人で動くことも多いですが、仕事によってはだれかの力を借りる場面も出てきます。

 

 このシーンを見ているときにいつも力を貸してくれるヘアメイクさんたちのことを思い出しましたが、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

 

 今作は、ファッション誌の華々しい裏側を描いた作品というよりも、もっと根っこにある問いを投げかけてくる内容だと感じました。

 

  • 年齢を重ねながら、仕事とどう向き合っていくか
  • 続けることと、退くことの意味
  • 仕事や誰かのために力を尽くすとはどういうことか
  • 自分を支えてくれている人への、感謝

 

 

 華やかさの中に、静かな問いが宿っている映画です。

 

 仕事をしている方なら、きっとどこかで自分と重なるシーンがあると思います。

 

 笑える部分もあり、華やかなファッション業界の裏側を知ることもできて楽しめるのはもちろんですが、観終わったあとにじんわりと何かが残る内容です。

 

 私個人としては観に行ってすごく良かったですしブルーレイが出たら絶対買いたいです♪

 

 男女問わず楽しめる作品なので、ぜひ劇場で観てほしい映画です。

 

 

 

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