おはようございます。

私は大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている「AimaBleエマブール」の小川敬子おがわゆきこです。

 

 今日は仲の良いヘアメイクさんたちといっしょに新年会を兼ねたランチをしに行きます。

みんなで集まるのはひさしぶりなので会えるのがとても楽しみです♪

 

 仕事はじめの週明けの方も多いと思いますが、ステキな1日を過ごしてくださいね。

 

 

 今日は親友といっしょに鑑賞した映画のレビューをご紹介したいと思います。

 

 

【映画レビュー】あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら

 
 SNSを中心に話題を集めた汐見夏衛さんの同名ベストセラー小説を映画化し、戦時中の日本にタイムスリップした現代の女子高生と特攻隊員の青年の切ない恋の行方を描いたラブストーリーです。
 
 
 私はアクション映画が大好きで洋画ばかり観に行っています。
なので邦画を映画館で鑑賞するのはもういつぶりか思い出せないほどひさしぶりに鑑賞しました。
 
 
 この作品は現代に住む女子高生・百合ゆりがあることをきっかけに終戦間近の日本へとタイムスリップします。
 
 暑い真夏の日差しが照りつける昼の町を歩き、倒れそうになっていたところをあきらに助けられます。
 
 
 
 戦時中の女学生さんたちとはちがう服装である百合を不審な目で見つめる人たちとすれ違うのですが、彰はとても優しく接してくれます。
 
 不審な目で見られても仕方がないですよね。
この時代は質素にすることを絶対とされ、隣組が監視をし合うとても生きにくい時代。
 
 半そでにひざ下丈の短いスカートを穿き、男性が締めるであろうネクタイをしていると距離を置かれるのはまだしも、通報される可能性もあります。
 
 そこをなにも思わず介抱し助けてくれた彰ですが、とても優しい人柄が伝わってきます。
 
 
 彰の紹介で軍の指定食堂に案内され、そこで女将おかみをしている松坂慶子さん演じるツルさんと出会います。
 
 ツルさんに食べるものを提供してもらい、
「うちで住みこみで働かない?」
という提案までしてくれる優しい方です。
 
 そしてツルさんの食堂に魚を提供している魚屋さんの娘である千代ちゃんとも出会います。
 
 
 
 千代ちゃんは勤労女学生として働く女の子です。
ひっつめた三つ編みが、この時代の女学生さんのイメージを強く思い起こさせます。
 
 作品の中で花柄の刺繍ししゅうや柄がプリントされた袖を千代ちゃんが隠すシーンが出てきますが、ほんの少しのオシャレも許されず周りの目を気にしなければならないことを思うと、ヘアメイクという仕事をしている私は心が苦しくなりました。
 
 髪型やメイクも質素であることが求められ、少しでも違ったことをしたり派手だと思われると村八分にされる。
ほんとうにイヤな風習であり、このような時代があったことを思うと腹だたしく思います。
 
 
 戦時中の日本にタイムスリップしたことにとまどいながら、彰をはじめさまざまな人と交流する中で百合は変わっていきます。
そして彰への想いにも変化が。
 
 交流を深めながらつつましく暮らしているところへ空襲が起こります。
 
 百合と彰の交流だけが描かれるのではなく、空襲のおそろしさや戦争孤児となった子供の悲惨な話を聞く場面も出てきますが、この子供の話は映画とはいえあまりにリアルで切なく、思わず涙が出てしまいました。
 
 ウクライナやガザで戦争が始まりましたが、悲しみ・怒り・憎悪など良いことはなに一つとして起こらないのに、上に立つ人間の私利私欲だけでたくさんの人が犠牲になることを思うとほんとうにくだらないことだと思います。
 
 
 
 彰は特攻隊員としてみずから志願してこの地へ来ていたのですが、彼にもいよいよ特攻の命令が下ります。
 
 そして結末を迎えるのですが、百合とおなじように苦しい想いをした女性や特攻隊員として戦地へ向かわなければならなかった人がどれだけいたのだろうと思うと涙が止まりませんでした。
 
 余談ですが、私の祖母も戦争で好きになった人とは結ばれず祖父と出会って結婚したのですが、戦争ってほんとうに残酷だと思います。
 
 
 百合は最終的に現代へ戻れるのですが、そのあとの展開にも涙が止まりませんでした。
映画を観てこれだけ涙が出たのは初めてです。
 
 最後に福山雅治さんの「想望」が流れるのですが、ものすごく良いタイミングで流れてくるのでまた涙が止まらなくなってしまいました(苦笑)
こんなに映画にマッチした曲を作る福山さんの才能におどろくばかりです。
 
 
 エンドロールが流れるころには、映画を観に来られている方のすすり泣く声でいっぱいになっていました。
私と親友もハンカチをずっと手放せない状態になっていましたが、鑑賞してほんとうに良かったと思っています。
 
 じつはこの映画を観るきっかけになったのは、中学生になる親友の息子君が観に行くと言っていたからです。
彼の学校でこの映画がとても流行っていて、中には3度も観賞している子もいるとのこと。
 
 百合と彰の心のふれあいが中心の映画ですが、戦争の悲惨さやむなしさ、そして悲しみや怒りといった負の感情しか残らないこともとても強く心に残るので、百合たちとおなじ世代である息子君たちが興味を持つことはとても感慨かんがい深いですし、たくさんの方にぜひ観ていただきたい作品です。
 
 これほど記憶に残る邦画を見たのは初めてなのですが、またDVDをレンタルして鑑賞したいと思います。
 



 

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