おはようございます。

大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている、「エマブール」の小川敬子です。

 

 

 一昨日『マツコの知らない世界』で、昭和美女の世界として数々の有名な女優さんやアイドルの皆さんが取り上げられていました。

 

 わたしも昭和生まれですが、

ブラシ(昔の女優さんはほんとうにキレイな人が多いなぁ。)

と強く思います。

 

 といっても私が生まれる前に活躍されていた方のことはよく知らないので興味津々で番組を観ていたのですが、中でも加賀まりこさんのかわいらしさに驚嘆の声が思わず出てしまいました。

 

 

 すっごくかわいらしいですよね!

このころの加賀まりこさんは「和製ブリジット・バルドー」とよく例えられていたそうですが納得するばかりです。

 

 今の美容専門学校の授業内容については分かりませんが、わたしが専門学校に通っていたころは座学として、50年代や60年代といったその時代を代表する海外の有名な女優さんやモデルさんのヘアセットやメイクについて学ぶ時間がありました。

 

 その授業の中で当時のメイクを再現する授業もあったのですが、そのときの作品発表会でわたしはモデルになってくれた妹にブリジット・バルドーのヘアセットとメイクをほどこして作品を仕上げ、最優秀賞をいただくことができました。

そのときのことがふと思い出されてとてもなつかしかったです。

 

 加賀まりこさんご自身の元々のお顔立ちが小悪魔的なかわいらしさにあふれているのだと思いますが、そこに子ネコのような丸みをもたせるアイメイクや、色っぽく形のうつくしいくちびるを引き立てるリップメイクをすることで、より加賀まりこさんのかわいさと色っぽさの合わさった小悪魔的な印象を見事に引き立てているのだと思います。

 

 

 このときのゲストはIKKOさんだったのですが、IKKOさんも話をしているうちにテンションが上がって、当時の髪のカットやヘアセットの仕方を中心に熱く語っておられましたが、熱くなる気持ちに共感するばかりでした。

 

 興味深かったのがこの当時のヘアセットやメイクのテクニックです。

一世を風靡した松田聖子さんの聖子ちゃんカット。

この両サイドのリバース巻き(外巻き)はヘアアイロンではなく、くるくるドライヤーで作っていたそうです。

 

 

 先日もある仕事現場で話に上がったのが、ホットカーラーを家電量販店などで見かけなくなったこと。


 わたしがヘアメイクの仕事に就きだしたころはヘアアイロンだけでなくホットカーラーも同じくらいたくさん販売されていたのですが、ヘアアイロンやストレートアイロンがヘアセットの主流となってからは販売しているところがとても少なくなりました。

 

 くるくるドライヤーはヘアアイロンに先駆けて発売された美容家電ですが、こちらも販売数はヘアアイロンよりもずっと少ないように思います。

くるくるドライヤーでこのリバース巻きに仕上げられるのですから、ヘアセットの技術もさることながら、美容師さんのカットの技術力の高さに脱帽です。

 

 

 また昭和50年代ころのメイクにおいてつけまつげの話が出たのですが、コスメブランドRMKの創業者でもあるメイクアップアーティスト・RUMIKOさんがIKKOさんに、

「当時はつけまつげなんてなかったから、髪の毛を切って作っていたのよ。」

とお話をされていたそうです。

 

 今は100均でも買うことができるほど身近なメイク用品になっていますが、昭和のころはとても手間と技術力の必要なものだったことを知ることができ、貴重なお話でした。

 

 つけまつげを作るのに髪をカットして作るとなると、毛の太さがちがうことや毛先がシュッと細くなっている必要があるので高い技術が必要になります。

そしてそのカットした髪を全体的なバランスを見ながら土台に貼りつけていく細かい作業が必要になりますし、あの短い毛をカールさせる必要も出てきます…。

とても気の遠くなるような忍耐のいる作業です。

 

 わたしたちも道具がないときには別の物で代用したり、ときにはなにかで変わりの物を作ることがあります。

「無ければ作れば良い」

の考えですが、昭和の時代の美容師さんやヘアメイクさんの技術力の高さと臨機応変さ、そして発想力の高さには頭が上がりません。

 

 わたしも思わず年始から熱くなってしまいましたが(苦笑)、ヘアセットやメイクについていろいろなことを知り・学ぶとても良い機会になり、内容に感謝するばかりです。

 

 

 今の女優さんや歌手の方たちもキレイな方はたくさんおられますが、昭和のころの女優さんや歌手の方の美しさは別格だとわたしも思います。

 

 番組の中でマツコさんが、

「この時代は「ものが無い」ことが当たり前だったから、豊かになることに人がみんな必死だった。

だから自分を強く持てたんだと思う。

ちょっとした枯渇感って必要なのかもしれない。」

というような内容のことをおっしゃっていたのですが、

(なるほどなぁ。)

と共感しました。

 

 今の時代のように物があふれている時代ではまだないので、自分たちで知恵を絞ってあたらしいものを生み出したり作り上げていく必要があるし、強くないと生きていけない。

 

 だから昭和の時代に活躍された女優さんや歌手の方々の表情には、どこか一本筋の通った凛とした強さが感じられ、それが美しさの源になっているのかもしれないと思いました。

 

 

 あたらしい年が始まったばかり。

わたしも昭和の時代の女優さんたちのように凛とした強さを持って生きていけるようにしたいです。

 



 

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