おはようございます。
大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている、「エマブール」の小川敬子です。
先月10月はピンクリボン月間でしたが、乳がん検診へ行かれた方もおられるかと思います。
わたしは毎年かならず検診を受けるようにしていて、今年で10年ほどになります。
今日はわたしがなぜ毎年乳がん検診を受診しているのかや、マンモグラフィーとエコーのちがいや、分泌物が出た場合についてつづりたいと思います。
乳がん検診の受診へ
わたしが初めて乳がん検診を受診したのは10年ほど前のことになります。
検診を受けるきっかけになったのは、少し気になるしこりと痛みがあったためです。
まだ30代前半でしたし、それまで乳がん検診を受けたこともなければ、
(まだまだ先のこと。)
と思っていた部分もあったので、いざ受診するとなるととても不安でした。
検診を受けるに当たって病院を探したのですが、わたしが病院の候補選びで一番に優先したことは、お医者様が女性であるということです。
乳がん検診の内容を調べると、エコー検査にマンモグラフィー、そして触診があります。
それらを思うと女性のお医者様に診てもらいたいという気持ちがとても強かったんです。
あともう1つの候補として探していたのが、マンモグラフィーを受けられる病院であるということ。
今でこそ産婦人科でも受けられるようになりましたが、10年前はどこの病院でも受けられるものではありませんでした。
また受けられても男性のお医者様の病院ばかりで、堺市では両方の候補に叶う病院が見つからず途方に暮れていたのですが、大阪市内に乳腺専門の外科の病院で、お医者様も看護師さんやスタッフさんも全員女性の病院が見つかり、10年間ずっとそちらを受診しています。
マンモグラフィーとエコー検査のちがいについて
マンモグラフィーとエコー検査のちがいとは、
エコー検査…超音波を当ててはね返ってきた情報を画像に変換して映し出す。
マンモグラフィー…弱いX線によるレントゲン撮影。
マンモグラフィー…弱いX線によるレントゲン撮影。
もう少し分かりやすく説明をします。
エコー検査について
エコー検査は赤ちゃんの状態を調べるときによく産婦人科で使われる検査でもあります。
調べたい部分にジェルを塗り、超音波を当てて体の中の様子を診ていきます。
乳がん検診のエコー検査では、おもに乳房の中にしこりができていないかどうかを診ていくのですが、形のキレイな丸いしこりは良性のしこり(乳腺症などによるのう胞*)であることが多く、がんの場合はとてもきたない形をして映るそうです。
*のう胞…水が中にたまっている袋状のしこり。
わたしはこの良性のしこりがたくさんできていることがエコー検査の結果で判明したのですが、初めての受診のときはできてはいけない部分にもしこりがあったため、細胞診をしてさらにくわしい検査をすることになりました。
細胞診の結果は乳腺症によるのう胞とのことで陰性でしたが、のう胞が悪性のがんに変異する可能性もあるので毎年乳がん検診を受診しています。
ちなみにがんができやすい場所としては、乳房の上側の部分にできやすいそうです。
とはいえ下側にしこりがあるから大丈夫とは言えません。
初期の段階では痛みがないそうなので、しこりがあれば検診を受けられることをオススメします。
マンモグラフィーについて
マンモグラフィーはレントゲン撮影の一種です。
台の上に乳房を乗せ、横からプレートで乳房をはさんで撮影し、さらに上下からも乳房をはさんで撮影を行います。
そのため両方合わせて4回の撮影を行います。
マンモグラフィーはエコー検査では分からない石灰化や、しこりのできないごく初期のがんを見つけることができます。
初めての乳がん検診からこの石灰化の状態がレントゲンに写し出されたのですが、わたしの場合は乳腺症から起こる良性の石灰化という診断を受けました。
ちなみに石灰化とは、乳腺の中にカルシウムが沈着した状態を指すそうです。
女性ホルモンであるエストロゲンが影響して起こる乳腺症や、細胞が増殖して起こる線維腺腫などの良性の場合でも発生するそうです。
また死んだがん細胞が石灰化している場合もあるそうです。
ただし初期の乳がんの場合、がん細胞が増殖する過程の分泌物などが石灰化することがあるため、石灰化が良性なのか悪性なのかは精密検査する必要があるとのこと。
わたしは毎年乳がん検診でマンモグラフィーを受けていますが、乳腺症によるのう胞が多いので、石灰化したものの中に悪性のものが紛れていないかどうかを見るうえでも受診しています。
マンモグラフィーといえば気になるのが痛みではないでしょうか。
これについては否定せず、痛いです。
でも痛い場合は少しはさむ力を加減してもらうことができます。
なによりも、痛みにものすごく弱いわたしが毎年受診できているので安心してください(笑)
じつはこの痛みですが、生理周期によって痛みが全然ちがってきます。
一番痛いのは生理中です。
この時期のマンモグラフィーはめちゃめちゃ痛いです(涙)
さすがにちょっと涙が出ました(苦笑)
そのつぎに痛いのが生理前になります。
一番痛くないのが生理後になるのですが、生理が近づくにつれて乳房が張ってくるので、はさんだときに痛みが強くなるそうです。
マンモグラフィーを受けるときはぜひ生理後に受診してくださいね。
分泌物が出た場合について
今年も乳がん検診を1週間ほど前に受けたのですが、このときのマンモグラフィーのさいに分泌物が右側だけ出てしまいました…。
さすがに少し震えました。
検査技師の方に言われて分泌物が出たことを知ったのですが、もう1度マンモグラフィーを撮影した後にも分泌物が出てしまい、さすがにそれはわたしにも分かりショックでした。
そのあとエコー検査を受けたのですが先生から、

脳や脳下垂体に腫瘍がある場合にも分泌物が出ることがあるので。」
と言われ、さらに青ざめてしまいました…。
受診後の診断で、マンモグラフィーや触診、エコー検査の画像などからは昨年と変わりがないので、おそらく問題ないと言われたのですが、血液検査の結果を聞くまでの1週間は楽しい時間があっても、やはり不安がよぎってしんどかったです。
わたしの場合、分泌物に血液が混ざっているかどうかと血液の検査を行いました。
分泌物を採取してから採血を行ったのですが、初めての方の場合は細胞診などの検査をするかと思います。
その結果をもとにさらに精密検査が必要であるかどうかの診断が下るようです。
1週間後、血液検査の結果を聞きに病院へ。
結果は陰性で、安堵で少し涙が出ました。
血液検査では乳がんと腺がんの腫瘍マーカーと、肝臓やすい臓といったほかの臓器に異常な数値が出ていないかも検査してくださっていました。
結果はどこにも異常がなく安心して大丈夫とのこと。
腫瘍マーカーの結果も数値は低く、まったく問題がないとのことで一安心です。
このような感じで腫瘍マーカーの結果を見ることができます。
血液検査ってすごいですよね。
今回は乳がんと腺がんのみの検査でしたが、胃がんや大腸がんなども血液検査で分かるそうです。
今は尿検査でも分かるようになってきていますし、自宅でもがんの可能性を知ることができるようになってきているので、医療の進歩はすごいなとあらためて実感しました。
乳がん検診の費用について
わたしは堺市に住んでいるのですが、すずかけのきクリニックは大阪市内にあるので、特定健診にはなりません。
それでもずっと診てもらっている先生に診ていただきたいので、高くなっても同じ病院を受診しています。
10年前にマンモグラフィーを受けた当初はまだ導入している病院も少なく、保険適用ではなかったので8,000円以上していました。
そのため、触診・エコー検査・マンモグラフィーとフルコースで受診すると10,000円近くかかっていたように覚えています。
そして初めて受診した日は細胞診も行っているので、15,000円近くかかったと思います(苦笑)
それでも陰性であると判明して安心して毎日を過ごせることの方が意義が大きいと実感しています。
そこから5年ほど経つとマンモグラフィーが保険適用となったので、3,500円ほどで受けられるようになり、触診とエコー検査を加えても5,000円ほどで収まるようになりました。
これはすごくありがたいです。
今回はそこに血液検査が入ったので9,000円弱になりましたが、腫瘍マーカーと分泌物の検査も行っているため致し方ありません。
受診後
乳がん検診は触診・エコー検査・マンモグラフィーだけであれば、その日のうちに検査結果が分かるので精神的な負担がとても少ないです。
ただマンモグラフィーの痛みは多少がまんが必要になりますが、生理後であれば痛みは軽くて済みます。
また血液検査の場合は結果が出るまで1週間、細胞診は2週間待つ必要があります。
その間の精神的な不安はぬぐいされませんが、乳がん検診で8割の結果が出るのでそのときに、
「多分大丈夫だと思います。」
など、なにか言っていただけると思います。
ちなみにわたしは、
「診断的には去年と変わらないので多分大丈夫だと思います。」
と言われていました。
それでも不安はぬぐえませんでしたが、仕事に集中したり、ありがたいことに妹が姪といっしょに泊まりに来てくれていたので、かなり精神的に助かりました。
結果として陰性であることが判明し、次回の検診も1年後となりとても安心しています。
おかげで診察の帰りは卵入りのカレーそばをとてもおいしく食べることができました♪
診断結果を待つ間は不安で、なにを食べてもおいしいとは思うものの食事を楽しむことができませんでしたが、陰性と分かってからは食べることだけでなく、なにをしても楽しく感じられます♪
そしてなによりも「がんだったら…」という不安を抱えることなく毎日を過ごせるということがほんとうにありがたいですし、検診を受けて良かった!と毎回思います。
もしこのブログを読んでくださっているあなたも気になるしこりがあったり、痛みを感じて不安になっていたらぜひがん検診を受診してみてください。
陰性であれば安心して毎日を過ごすことができますし、万が一良くない結果であったとしても、いづれなにかの形で症状が出てきたり、大がかりな手術になるよりも、ずっと早い段階で処置をすることができます。
結果を知ることはとても不安になりますが、その痛みやしこりが陰性なのに検査を受けず、不安とストレスを抱えながら生活をしていることの方が精神的に良くないですし、そのストレスが返って体に悪影響をおよぼしかねません。
気になる症状を感じている方もそうでない方も、ぜひがん検診の適齢期であれば受診することをオススメします。
わたしも陰性だと判明したので、安心して年末まで元気にバリバリはたらきます!
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