おはようございます
ヘアメイクアーティスト・エマブールの小川敬子です
動画撮影でヘアメイクを担当させていただいたのですが、そのときの写真データの掲載許可をいただけましたので、少しずつブログでご紹介していきたいと思います。
今回の撮影はウェディング事業を展開する企業様の新しい事業プランのプロモーション撮影です。
梅雨時期だけにこの日は朝から雨が降っていて、外でのロケーション撮影からのスタートだったのですが、ヘアメイクが終わるころには止んでくれて一安心でした。
朝の通勤時間帯に撮影が始まったので、通勤する人たちが撮影の様子を横目に見ながら出勤されていました。
ときおり雨が降ってきましたが、外での撮影の間だけでも雨が上がってくれて本当に良かったです。
動画撮影は写真撮影と違い、人物や風景が動くのでその場その場で確認作業が必要になります。
ヘアメイクをする場合も、動画と写真撮影では大きく変わります。
髪も1本の後れ毛でも目立つので乱れないようしっかりと固定する。
・動画撮影…人物・風景が動くため、動きが出るように髪は固め過ぎない。
表情の変化に合わせてツヤや骨格を意識してメイクをする。
特に動画撮影のメイクでは、骨格を意識したメイクが大切になります。
たとえば、笑ったり怒ったりしたときに、眉が表情筋や骨格に沿って描けていないと表情がとても不自然に見えます。
ただし、ドラマや映画はメイクがうつくし過ぎると役柄によっては不自然に見えてしまうことがあるので、内容に合わせ、考えて作りこまなければなりません。
たとえば、保育士さんがバッチリきれいなメイクだと違和感を感じませんか?
もちろん、メイクの上手な保育士さんもたくさんいらっしゃいますが、保育士さんは、やさしく・やわらかい雰囲気のイメージを出したいので、キリっとしたシャープな眉では不自然に見える、と言う感じです。
私たちの仕事は、ただメイクや髪型をキレイに作るのではなく、設定や撮影場所など、いろいろな要素をふまえてメイクをすることが求められます。
Client:The Movie W
Model:Erika Kaneko(Freelance)
Hair:Yuki Yabe
Make:Yukiko Ogawa(AimaBle)
今回はプロモーションビデオなのでモデルさんを起用しています。
設定が営業職に就いている女性だったので落ち着いた雰囲気に仕上げています。
菜々緒さんがばりばりのキャリアウーマンを演じたドラマが少し前にオンエアされていましたが、キャリアウーマンと言うよりは服装との兼ね合いも考えて、お取引先だけでなく、社内からも信頼と親しみを持たれている女性の雰囲気に仕上げました。
髪型は1つにまとめてややルーズなポニーテールに。
清潔感とこなれ感が出るようにまとめています。
私がイメージした髪型やメイクで全体的な雰囲気を仕上げていますが、もちろん、一番大切なことは『依頼者(クライアント)様が求めるイメージどおりに髪型やメイクを仕上げること』です。
撮影前の打ち合わせで、作品の主旨や依頼者様が描いているイメージに合う髪型やメイクを考えてご提案をしていきます。
事前打ち合わせができない場合もありますが、そのときは私たちの力量が求められます。
髪型は同行してもらっているヘアメイクさんに担当してもらっていますが、彼女とも相談の上、意見をすり合わせています。
ただ、私は大まかなイメージを伝えるだけで、アレンジや最終の髪型は一任するようにしています。
私が決めてしまっても良いのですが、それでは彼女にとっての「コンセプトやイメージを考える楽しさ」が無くなってしまうからです。
写真撮影も事前の打ち合わせでイメージを固めていくことは大切ですが、動画撮影はそれがもっと必要になります。 そして提案力も重要です。
次回はモデルさんの写真をご紹介しながら、もう少しくわしく髪型やメイクの説明をしていきたいと思います
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