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 こんにちは☆
 今朝、窓を開けてみると冷たい風と一緒に視界に、降り積もった雪景色が入ってきました☆
 東京ではダイヤが乱れたりと大変なことになっているみたいですね。
 大阪で雪が残るくらいですからかなり寒いですね(>_<)
 
 今日は節分。
 Momが手巻き寿司を作るそうです(o^艸^o)
 仕事から帰ってくるのが楽しみです♪
 今日は「鬼は外」にちなんで?(w)
 先日観たDVDのレビューをしますね☆


 『どろろ』

 まずはストーリーから☆
 戦乱の世で天下統一の野望を抱く武将・醍醐景光は四十八体の魔物から強大な力を与えられるが、その見返りに生まれくる我が子を捧げてしまいます…。
 やがて体の四十八ヶ所を奪われて生まれた赤子は捨てられ、呪医師・寿海の秘術によって救われます。 身を守るため左腕に仕込まれた妖刀と同じ百鬼丸と名付けられた子どもは成長し、魔物を一匹倒すごとに体の部位が1つずつ戻る定めなのだと知ります。
 魔物退治の旅に出た百鬼丸は野盗・どろろと出会うのですが…。

 では、解説☆
 百鬼丸もどろろも、戦の絶えない非情な世界で生き延びるためにやむを得ず仮の姿でいることを余儀なくされています。
 百鬼丸は奪われた体の四十八ヶ所を取り戻すまで、どろろは自らが信じる事のできる本当の男に出会うまで本来の自分自身にはなれないのです。
 巨匠・手塚治虫の原作漫画の世界を映像化するために、ニュージーランド・ロケを敢行して誕生したこのスペクタクルな活劇は、次々に襲いかかる魑魅魍魎ちみもうりょうも、妻夫木聡扮する百鬼丸が体の部位を再生させる毎に悶え苦しむ様も巧みに活写し、さらにスピード感溢れるアクションで魅せています。
 『HERO』『LOVERS』の辣腕チン・シウトンのアクション指導の下、全身でどろろを演じた柴咲コウの役者魂も見物です!

 この映画、故・手塚治虫さんの原作を元に作られているので、手塚アニメのFANとしてはめっちゃ観たかったんですよ(o^艸^o)
 妹いはく、本作とは違うようですが、私はこれはこれで作品としてまとまっていると思うので良いと思いました☆
 
 この映画の共演をきっかけに、妻夫木君とコウちゃんは付き合うことになるのですが、「あぁ、付き合ってるねw」と思う箇所も(o^艸^o)
 雨の中で地面に寝転びながらお互いの名前を叫び合うシーンがあるのですが、そこの雰囲気はまさにそんな感じ♡
 声が出るようになった事に喜んでいるシーンなのですが、演技として嬉しいと言う気持ちの表現意外に、(一緒に撮影できて)楽しい~!!みたいな気持ちも見て取れて、思わずニヤけてしまいました(ノ∀`*)ノタハハ

 この映画、『HERO』『LOVERS』のチン・シウトンがアクション指導を行っているだけあってワイヤーアクションがかなり多用され、今までの邦画の格闘シーンにはない出来になっているところが一番の見所です☆
 やっぱりすごいですねぇ!!
 アクションが違うだけでグッと引き込まれてしまいます。
 臨場感の違いからでしょう☆
 このワイヤーアクション、すっごく体に負担がかかるようで、妻夫木君もコウちゃんも全身の筋肉痛が絶えず、撮影開始直後は痛みで動けない事も多々あったそうです(;´Д`A ```
 チャン・ツィイーたちがかなりハードなトレーニングを課している理由がよく分かりますよね。
 
 では、私的視点で評価に移りますw
 この映画から感じた事は親子の絆です。
 百鬼丸は生みの親である醍醐景光に捨てられ、育て親である寿海に拾われ育てられます。
 そこで親への愛情を知ることに。
 一方のどろろは、父親を醍醐景光に殺され、母親はどろろと逃げるのですが、途中で力尽き亡くなってしまいます…。
 その母から、「お前が女に戻る時は、本当の男に出会ったときだけ」と言われ、どろろは男として生きる事を誓うのです。
 そう、どろろにとって醍醐景光は親の仇…つまり、息子である百鬼丸も彼女にとっては敵なのです。
 それを知らずにお互いは度を続ける訳なのですが。
 
 旅の途中、子捨て寺が出てきたりと随所で親子の悲しい運命の別れの場面があるのですが、その度にどろろが、「俺の両親は死ぬまで俺を守ったぞ!!」いきどおりを見せます。
 百鬼丸は「俺には育ての親がいる」と言うのですが、彼も捨て子。
 すごく悲しい気持ちと捨て親への恨みの気持ちを心に持っています。
 (展開的に分かると思うので言ってしまいますが)百鬼丸は生みの親・醍醐景光と出会います。
 もちろん、生みの親と知って…そして、それは生みの母と出会った事で確認するのですが、一番最初にその事を知ったのは百鬼丸の母親。
 母親と言うのは会えば自分の子供かどうか分かると聞いた事があります。
 それはお腹の中にいるときにへその緒を介して命を授け・受け取り、一緒に生きているからではないかと思います。
 景光と対峙した百鬼丸にどろろは、「親を切るな!親殺しは一番してはいけないことなんだ!!」と叫んで止めます。
 百鬼丸はそれ以前には刀を構えるも、切ることができません…捨てられても親は親だから。
 
 あまり行ってしまうとエンディングまで言ってしまいそうなので止めますが、戦乱の時代、食べる事にも困り、止む無く子供を捨てたり売ったりした親がたくさんいましたが、今もあまり変わらないように思います。
 赤ちゃんポストは子捨て寺の変わりの姿…。
 病院の前に置き去りなどと言うのもNEWSでよく見ます。
 反対に、ここ数年、親に暴力を振るったり、腹が立つからと殺してしまう事件も多いですよね。
 ただ、少し注意をされただけで。
 私も、(分かってるのに)とムッとしてしまうときもあります;
 でも後で反省してしまいます。
 小さい頃に言われた事は今では言われていて良かったなと、今の小さい子供を見ていて思うことがあります。
 怒られる事に耐性がないと少しの事で怒りが爆発してしまうんでしょうね。
 悲しいNEWSが多過ぎます。
 捨てられた子供は一生埋められない大きな傷を心に抱え・どこかに孤独を抱えてしまうだろうし、些細な事で親を殺してしまったがために、親が恋しくなっても二度と会うことが出来ないと悲しんだ頃には後の纏りなのですから。
 
 本作のアニメ・『どろろ』は未完成の作品です。
 手塚治虫さんは『どろろ』を通じて親子の絆の大切さを説きたかったのではないでしょうか。
 手塚治虫さんの意志を監督を始めとするこの作品に携わった方たちが形として残した作品ではないかと思います。

 私的評価:☆☆☆★★
 もう少しストーリーに深みがあればなと言った感じです;

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