こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
歯科医院さんの『マウスピース矯正』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
歯科医院さんが、『マウスピース矯正』をおすすめしている店頭看板です。
『インビザライン』という歯列矯正のやり方になります。
どんなやり方なのかを、しっかりとお知らせしているのはいいですね。
できれば、『どんな人におすすめなのか?』からスタートさせたいと思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>今、話題のインビザライン
>ご存知ですか?
>マウスピースでの歯列矯正です!
>マウスピース矯正のメリットとは?
>・装着してもバレない
>・通常通りの食事ができる
>・自分でいつでも取り外し可能
>(急なイベント事も対応!)
>・ハミガキも取り外して磨くだけ
>密かに人気です。
>CHECK!
>当院は、itero(アイテロ)
>を使っています。
>口の中をスキャンする
>3D光学スキャナーです。
>相談は無料です。お気軽にどうぞ!
>(レントゲン撮影を見ての診断は別途、保険料がかかります)
→まずは、『どんな人におすすめなのか?』から始めます。
→例えば、『歯並びをキレイにしたいけど、目立つ器具をつけるのはイヤなあなたに』
→このように呼び掛けることで、『あっ、わたしのことだ!』となれば、興味を持ってもらえます。
→その興味を持ったお客さんが、次に思うことを伝えるといいでしょう。
→例えば、『透明で目立たないマウスピースを使った矯正のやり方があるんですよ!』
→そうすると、『へぇ~、そんなやり方があるんだ』となります。
→こうしておいて、おすすめの商品につなげて行くのです。
→最後は、行動の促しも忘れずに行います。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(歯科医院のマウスピース矯正)
つ器具をつけるのはイヤなあなたに
透明で目立たないマウスピースを使
った矯正のやり方があるんですよ!
それが、今話題のインビザライン!
厚さ0.5mmのマウスピースを使
うので、装着しても目立たず、しゃ
べり辛さや食べ辛さもほとんどなく
いつでも取り外しが可能です。
また、3D光学スキャナーを使って
型を取るため、型取りがスムース!
2週間に1回マウスピースを交換す
るため、通院回数が少ない矯正治療
になります。
目立たず、歯並びをキレイにしたい
な~と思ったらぜひご相談下さい!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→商品の特徴を詳しくお知らせするだけでなく、『どのような人におすすめなのか?』から伝え始めることが今回のポイントです。
→ここから始めないと、自分事になりにくいため、興味を持ってもらえません。
→それと、『なぜ目立たないのか?』を伝えることも大切です。
→ここが分かると、『どのような治療方法なのか?』が、何となく分かるでしょう。
→そうすると、『一度相談してみようかな?』と感じてもらえるお客さんが、一定数出て来ます。
→ちょっとしたことですが、お客さんが知りたい情報は、しっかり伝えるといいですよ。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則