店頭看板の事例(歯科医院の歯垢染色液体ハミガキ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

歯科医院さんの『歯垢染色液体ハミガキ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

歯科医院さんが、『歯垢染色液体ハミガキ』をおすすめしている店頭看板です。

 

ほとんどの人が歯磨きをしています。

 

しかし、『磨き残しがないか?』というと、ちょっと心配です。

 

もしも、磨き残しがあれば、虫歯や歯周病につながります。

 

そうならならいための1つの方法が、今回の『歯垢染色液体ハミガキ』です。

 

12月の現状の看板は、クリスマスの話題を使って、上手く商品につなげています。

 

とてもいいですね。

 

今回は、12月以外にも使えるようにしますね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>クリスマスが近づいて街中もイルミネーションで溢れていますね。

>クリスマス当日にはおいしい物を食べたりすると思います。

>その後には、しっかり歯磨きをしましょう!

>皆さんは食べた後の汚れしっかり落とせている自信はありますか?

>本日紹介するのは、『商品名』です。

>しっかり磨いたつもりでも、実はこんな所に磨き残しが。

>汚れは歯の色と似ている為、見落としがちです。

>染めだす事で磨き残しが一目で分かります。

>歯磨きに自信のない方、お子様の仕上げ磨きを確実に行いたい方は

>ぜひご使用下さい。

>『店名』

 

 

 

→まず、『どのように歯磨きをしているのか?』から始めます。

 

→例えば、『テレビを見ながら、何となく歯磨きをしていませんか?』

 

→この後、『歯磨きは、しっかり磨いているつもりでも、結構汚れが残っています』と現実を伝えて、『それがなぜ気付かないのか?』を伝えます。

 

→そして、『どのようにするのか?』、『どこを注意すればいいのか?』などがあればいいですね。

 

→最後は、行動の促しをします。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(歯科医院の歯垢染色液体ハミガキ)

テレビを見ながら、何となく歯磨き
していませんか?

歯磨きは、しっかり磨いているつも
りでも、結構汚れが残っています。
しかし、汚れは歯の色と似ていて、
意外と気付きません。

そこで『商品名』(歯科医院専用)
気が付きにくい汚れを赤く染めるこ
とで、磨き残しが一目瞭然!

専用カップを口に含み、10回ほど
クチュクチュして、赤くなった所を
中心にブラッシングすると、キレイ
に歯磨きができるでしょう。

特に、歯と歯の間、奥歯の裏側、歯
と歯が重なった所など、歯ブラシが
届きにくい所が要注意!
大丈夫かな~と思ったら、一度お試
し下さいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→店頭看板でメッセージを伝えるには、まず『現状の問題を伝えること』から始めるのが今回のポイントになります。

 

→現状の問題を知って、『なぜそれが起こるのか?』が分かると、『何が必要なのか?』に気付けるのです。

 

→そうしたら、『どのようにするのか?』、『どこを注意すればいいのか?』が分かると、イメージしやすくなります。

 

→そして、最後に、『こんなことを感じたら、こうしてね』と行動を促すと、『やってみよう』となる人が現れるでしょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則