こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
眼鏡店さんの『視力聴力測定』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
眼鏡店さんが、『視力聴力測定』をおすすめしている店頭看板です。
実に、シンプルにお知らせしています。
できれば、『なぜおすすめしているのか?』を、ちょっと付け加えてみたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>『店名』
>視力聴力
>測定無料
>測るだけもOK!
→シンプルな店頭看板ほど、『店名』からスタートしています。
→なぜなら、この後、『お店が言いたいこと』だけをお知らせするからです。
→ところが、『お客さんの現状』からスタートすると、『お客さんが聞きたいこと』を伝えることができるので、メリハリが効いたメッセージになります。
→例えば、『40代半ばを過ぎると、色々なところが徐々に衰えて来ます』と、お客さんの現状からのスタートです。
→そして、例えば、『特に目や耳の感覚は、この頃から違和感を感じ始めるのですが、なかなか気付きません』と続けます。
→この後、問題のシーンを伝えて、『視力と聴力の測定』につなげるのです。
→最後は、行動の促しも忘れずに!
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(眼鏡店の視力聴力測定)
ろが徐々に衰えて来ます。
特に目や耳の感覚は、この頃から違
和感を感じ始めるのですが、なかな
か気付きません。
例えば、ピントが合わなくなって文
字が読み辛いとか、体温計の電子音
が聴こえ辛いとかなど、日常生活に
だんだん支障が出て来ます。
そんなあなたには、視力と聴力の無
料測定がおすすめです。
今の状態が分かるので、早めの対応
ができますよ!
ちょっと変かな~と感じたら、店内
で簡単チェックを受けて下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『店名』からスタートするのでなく、『お客さんの現状』からスタートすることが今回のポイントです。
→そうすると、『お店からのお知らせ』が、『お客さんへのメッセージ』になります。
→この違いは、意外と大きく、反応率も違って来るはずです。
→では、このようなメッセージのきっかけは、どこで見つければいいのでしょうか?
→一番簡単な方法は、実際に来店された『お客さんの現状』からスタートすればいいのです。
→その時の接客は、このようなメッセージをお客さんに伝えていると思います。
→だから、それを店頭看板に書くのです。
→これが一番のコツになります。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則