店頭看板の事例(ケーキ店のマドレーヌ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

ケーキ店さんの『マドレーヌ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

ケーキ店さんが、ホワイトデーのお返しに『マドレーヌ』をおすすめしている店頭看板です。

 

商品の特徴を中心に上手にお知らせしています。

 

では、なぜ、『マドレーヌ』なのでしょうか?

 

この辺りを少し付け加えてみたいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>White Day

>2021 New!

>発酵バターを加え、香り豊かに焼上げた

>貝のかたちのマドレーヌです。

>ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、チョコレート

>アールグレイ、レモン

>マドレーヌ フール

>5コ入 ¥1600(税込)

>10コ入 ¥3000(税込)

>その他の商品はコチラ!

>→(パンフレット)

>ご予約も承っております。

 

 

 

→では、なぜ『マドレーヌ』なのでしょうか?

 

→それは、ホワイトデーのお返しには、意味があるからです。

 

→『マドレーヌ』を贈る意味は、『あなたと、もっと仲良くなりたい』になります。

 

→なので、例えば、『ホワイトデーのお返しで迷っていませんか?』、『もしも、もう少し距離を縮めたい相手へのお返しなら、マドレーヌがおすすめです』とするのもいいですね。

 

→この後、『マドレーヌ』を贈る意味を伝えて、注意を促します。

 

→このようにしておいて、商品につなげるのです。

 

→こうすると、ホワイトデーに『マドレーヌ』を贈る必要性が出て来ます。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(ケーキ店のマドレーヌ)

ホワイトデーのお返しで迷っていま
せんか?

もしも、もう少し距離を縮めたい相
手へのお返しなら、マドレーヌがお
すすめです。

マドレーヌを贈る意味は、『あなた
ともっと仲良くなりたい』。お返し
には意味が込められていますので、
上手く使って下さいね!

マドレーヌ フール
◆5コ入 ¥1600(税込)
◆10コ入 ¥3000(税込)
発酵バターを加え、香り豊かに焼上
げた、5種類の貝のかたちのマドレ
ーヌです。

こちらから、ご予約もできます!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『何をおすすめするのか?』だけでなく、『なぜおすすめするのか?』を付け加えることが今回のポイントです。

 

→ホワイトデーのお返しの意味の基本は、次の3つです。

 

→◆『キャンディー』・・・あなたのことが好き

 

→◆『クッキー』・・・いつまでも友達で

 

→◆『マシュマロ』・・・あなたのことが嫌い

 

→最近では、◆『マカロン』・・・あなたは特別な人

 

→他にも、色々あるようですが、根拠は結構曖昧です。

 

→それでも、注意しておかないと、勘違いされて折角の贈り物が台無しになります。

 

→ちょっとしたことですが、楽しみの1つになるはずです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則