ネット媒体が盛んな今こそ、紙媒体の良さを見直そう! | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)などの普及で、ネット媒体のツールが多く使われています。

 

商売での使われ方も、同じような傾向です。

 

そうなると、逆に、紙媒体のツールの存在が見直されるようになって来ました。

 

紙媒体のツールは色々ありますが、お客さんと関わることを考えるとその代表格は、『ハガキ』でしょう。

 

 

『ハガキ』には、その特徴から次の2つに分かれます。

 

◆(A)『手書きハガキ』

 

◆(B)『活字印刷ハガキ』

 

この2つです。

 

 

 

(A)の『手書きハガキ』の特徴は、

 

◆(1)『個人のスタッフさんから個人のお客さんへ、気持ちを込めて送ることができる』

 

◆(2)『手書きのため、手間や時間をかけてわざわざ書いてくれた感が伝わる』

 

◆(3)『そのため、捨てられにくく手元に置いてもらいやすいので、思い出してもらえる』

 

 

『手書きハガキ』には、『お礼状ハガキ』などがあります。

 

例えば、お店に来られたお客さんに、『ありがとうございます』と声に出してお礼をすることがあるとしましょう。

 

そんな時は、『お礼状ハガキ』を出すチャンスです。

 

『お礼状』を使って、もう一度、『ありがとうございます』と、今度は文字でお礼をします。

 

 

そうすると、お客さんに、こちらの気持ちがさらに伝わり、『お客さんとのつながりが強くなる』のです。

 

 

また、しばらく来られていないお客さんに、『ご無沙汰しています』と書いて、『こちらはお陰様で・・・』と近況を書いて出すこともできます。

 

これを『手書きのハガキ』で出すと、『私はあなたのことを忘れていません』というメッセージが届くので、その後の来店につながることも多いのです。

 

 

書き方は簡単で、何せ手書きなのでそんなに多くの文章を必要としません。

 

例えば、お礼状ハガキなら、

 

◆『お客さんの名前』

 

◆『ありがとうの言葉とその内容』

 

◆『自分の名前』

 

 

例えば、ご無沙汰ハガキなら

 

◆『お客さんの名前』

 

◆『ご無沙汰の言葉とこちらの近況』

 

◆『自分の名前』

 

 

基本はこの3行です。

 

しかし、こんな感じで、個別のお客さんに向けて送れるので、『お客さんとのつながりを強くする』効果があります。

 

 

 

 

一方、(B)の『活字印刷ハガキ』の特徴は、

 

◆(1)『お店から沢山のお客さんへ、お役立ち情報を送すことができる』

 

◆(2)『忙しい日常では見逃しがちな問題を取り上げて、ズバリの原因で必要性に気付いてもらえる』

 

◆(3)『そのため、お客さんがリスクを回避するための行動を取ってもらうことができる』

 

 

 

一般的なものは、『セールスDM』と言われるものです。

 

『セールスDM』は、どちらかと言うと『価格重視』となり、割引き中心の内容となります。

 

しかし、これだと沢山の枚数を出すことが多くなるので、かなりのコストがかかるでしょう。

 

 

 

なので、できればハガキを送るお客さんをハッキリさせて、そのお客さんへの『お役立ち』を中心とした内容にすることが大切です。

 

 

そうすると、『お客さんがお店に来るきっかけを作る』ことができます。

 

 

 

このようにして、(A)の『手書きハガキ』でつながりを作り、(B)の『お役立ちハガキ』できっかけを作ると、この組み合わせで上手く行きやすいのです。

 

 

 

ネット媒体のツールは、沢山のお客さんにコストがかからず、多くの情報を提供できます。

 

しかし、お客さんとのつながりは、なかなかできにくいでしょう。

 

 

そんな時は、紙媒体のツールを活用すると、意外とすんなり行きますよ。

 

一度、紙媒体のツールも考えて見直されては、どうでしょうか?

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則