店頭看板の事例(文房具店の大人の塗り絵) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

文房具店さんの『大人の塗り絵』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

文房具店さんが、『大人の塗り絵』をおすすめしている店頭看板です。

 

『おうち時間』が増えている今にぴったりの商品だと思います。

 

『大人の塗り絵』以外にも、『写経』や『折り紙』もおすすめしていますが、複数お知らせすると、メッセージが弱いです。

 

メッセージが弱いと、行動につながりません。

 

そこで、今回は、『大人の塗り絵』に絞って伝えていきたいと思います。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>おうち時間におすすめ!

>大人の塗り絵

>写経、折り紙・・・

>新しい趣味

>始めませんか?

 

 

 

→では、『大人の塗り絵』に絞ったとして、どのようなメッセージを伝えればいいのでしょうか?

 

→メッセージの出し方は色々あります。

 

→その中で比較的簡単に届きやすいやり方が、問い掛けからスタートするやり方です。

 

→例えば、『なぜ、多くの女性が大人の塗り絵にはまるのでしょうか?』とします。

 

→この問い掛けで、あなたが、『なぜ、だろう?』と疑問を持ったとしたら、問い掛けは大成功です。

 

→つまり、急にその理由が知りたくなります。

 

→これは、問い掛けられる前は、全く気にならなかったはずです。

 

→これが、問い掛けの力になります。

 

→この後、『大人の塗り絵』につながるメッセージを組み立てて行くのです。

 

→最後は、必ず行動の促しも忘れてはいけません。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(文房具店の大人の塗り絵)

なぜ、多くの女性が大人の塗り絵に
はまるのでしょうか?

理由は、無心に色を塗り続ける作業
に、セラピーのようなストレスを和
らげる効果があるからです。

今は、複雑な人間関係などで、どう
してもストレスが溜まります。スト
レスはできるだけ小さいうちに解消
していくことが大切です。塗り絵は
主に右脳の感覚を刺激して疲れた左
脳との疲労バランスを改善します。

また、日頃のちょっとしたおうち時
間で、手軽に楽しむことができるの
も選ばれる理由の1つです。

『最近イライラしているかも?』と
思ったら、一度お試し下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『おうち時間におすすめ!』と投げ掛けるだけではなく、『なぜ、おすすめなのか?』を問い掛けて、その理由をハッキリと伝えることが今回のポイントです。

 

→その上で、『大人の塗り絵』に絞ってメッセージを流します。

 

→そうすると、現状に疑問を持っているお客さんに刺さるのです。

 

→今は、単に商品のおすすめだけでは売れません。

 

→しっかりとしたメッセージが必要です。

 

→つまり、メッセージに共感し納得したお客さんだけが、商品を買うと思って下さいね。

 

→ここが意識できると、お客さんの反応がぐ〜んと良くなりますよ。

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則