こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
先日のブログ記事、『 なぜ大企業は給料より配当金を増やすのか? 』で、『大企業は利益の増加分を投資家に配分し、労働者にはほとんど配分しなかった』と書きました。
また、『どのように配当金が増えているのか?』、その1つの事例も示しました。
こうなるとさらに調べたくなり、それで調べた結果、思いついたのが今回の『1つの仮設』です。
読む人にとっては、『仮設』と言うよりも『妄想』に近いと思われるかもしれませんが、それを承知で読んで下さいね。
それでは、
東証一部を調べてみました。
東証一部上場会社は、2177社です。
その会社の『配当利回り』を調べました。
『配当利回り』とは、1株価当たりの配当金の比率です。
銀行預金で例えると、『利息率』のようなものになります。
東証一部上場会社2177社の『平均配当利回り』は、約2%です。
これを個別で見て行くと、2021年の予想配当利回りの上位15社は、下記のようになります。
銘柄名を書くと支障があるかもしれませんので、配当利回りの数値だけです。
1位:9.17%
2位:8.52%
3位:7.40%
4位:7.18%
5位:7.06%
6位:6.71%
7位:6.69%
8位:6.62%
9位:6.44%
10位:6.43%
11位:6.18%
12位:6.12%
13位:6.11%
14位:6.10%
15位:5.99%
この後、さらに57社の予想配当利回りが、『5%以上』です。
単に高い数値の羅列を見せられても、『高いのは、それなりの不安定な理由もあるので、それがどうした?』と思うかもしれませんね。
しかし、これは、都市銀行の1年物定期預金の利息率『0.002%』と比べると、2500倍以上になります。
中には、『あおぞら銀行』のように、『0.2%』のものもありますが、それでも25倍以上です。
『このような配当利回りが、継続的に期待できるのであれば』、という条件付きの仮設として、次のようなものが成り立ちます。
それは、『株式配当金の年金化』です。
通常、株式投資を考える人のほとんどは、株価の値上がりや値下がりで、『勝った、負けた』と一喜一憂します。
この仮説は、そうではありません。
あくまで、『配当金の長期受取り』が目的です。
しかし、問題が1つあります。
それは、『これから長期的に配当金が上がるだろうと思える株式が、どの銘柄か?』という問題です。
日本なのか?
あるいは、外国なのか?
残念ながら、今の所、ここがハッキリ分かりません。
しかし、長期保有できる投資先は意外と多いような気がします。
ここさえ間違えなければ、長期保有することで、この仮説は可能ではないでしょうか?
調べてみたら、『配当利回りの高さ』にビックリして・・・、勢いだけで書いてしまいました。
ご参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則