店頭看板の事例(コスメティック店のマスクメイクのお悩み) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

コスメティック店さんの『マスクメイクのお悩み』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

コスメティック店さんが、『マスクメイクのお悩み』を5つ紹介している店頭看板です。

 

今は、マスクが当たり前になっていますので、色々なお悩みがあることが分かります。

 

では、このようなお悩みを、どのように解決すればいいのでしょうか?

 

この辺りも少し入れたいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>マスクメイクでの

>お悩み5選

>お悩み1 ヨレる

>お悩み2 乾燥

>お悩み3 テカリ

>お悩み4 マスクに付く

>お悩み5 時短

 

 

 

→このようなお悩みをお知らせすることで、『そうそう、あるある』と思ってもらえることでしょう。

 

→では、これだけで、お店の中に入って来てもらえるでしょうか?

 

→『今すぐ、何とかしたい』と思っているお客さんは、入って来てもらえるでしょう。

 

→しかし、多くのお客さんは、残念ながら素通りしてしまいます。

 

→なので、もう少し情報を伝えて、『お悩みと解決策をセット』するのです。

 

→そうすると、そこから、『こんな時は、どうすればいいの?』と、新しい疑問が出て来ます。

 

→そうなると、相談するために、お店の中に入って来る客さんが増えるのです。

 

→そんなお客さんが、1人でも増えるように、毎回工夫することが大切だと考えます。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(コスメティック店のマスクメイクのお悩み)

マスクが当たり前になっている今、
次のようなマスクメイクのお悩みが
増えています。では、どのように解
決すればいいのでしょうか?

◆摩擦によるメイクの崩れ
→できるだけ顔のサイズに合ったマ
スクを選ぶか、マスクと顔のすき間
をガーゼで埋めて下さい。また、マ
スクが触れる部分にベビーパウダー
をまぶしてもいいですよ!

◆湿気によるファンデーションよれ
→密着力が高いベースメイクで、な
るべく薄く仕上げるか、耐水性のあ
るものを使いましょう。

◆外した時の乾燥による肌荒れ
→水蒸気がたまりにくいガーゼ素材
のマスクを選ぶか、メイクの上から
ミストで保湿するといいですよ。

他にもお悩みがある方は、相談する
ことで、スッキリして下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→お悩みだけでなく、その解決策を伝えることが今回のポイントです。

 

→お悩みと解決策をセットすることで、『こんな時は、どうなるの?』と、新しい疑問を持ってもらいやすくなります。

 

→お客さんは、悩みのままだと何も行動しませんが、疑問になると、相談したくなるのです。

 

→店頭看板の目的は、『お客さんに行動を促すこと』

 

→行動を促すことで、お客さんに喜んでもらえるからです。

 

→このことは、常に頭の隅に入れておいて下さいね。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則