こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
ストレッチ専門店さんの『冬の肩こり』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
ストレッチ専門店さんが、『冬の肩こり』の改善をおすすめしている店頭看板です。
『原因は?』と、3つの原因をお知らせしています。
確かに、これが原因なのでしょうが、もう少し説明を加えてもいいのではないでしょうか?
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>冬の肩こり改善しましょう!
>原因は?
>・運動不足
>・姿勢が悪い
>・厚着のし過ぎ
→『冬の肩こり改善しましょう!』とストレートに提案することもいいですが、できれば問い掛ける方が、興味を持たれやすいです。
→例えば、『寒い日が続くと、どうして肩こりがひどくなるのでしょうか?』
→こんな感じで問い掛けると、『なぜだろうか?』と、答えが知りたくなるのです。
→そうしておいて、答えを具体的に伝えます。
→この後、肩こりの改善策につなげるのです。
→そして、最後に来店の行動を促しましょう。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(ストレッチ専門店の冬の肩こり)
ひどくなるのでしょうか?
1つ目は、気温が下がると『首を冷
やしたくない』という思いから、肩
をすくめて歩く悪い姿勢になるため
2つ目は、寒いとどうしても運動が
億劫になり、運動不足による代謝の
低下によるため
3つ目は、厚手で丈の長いコートな
どの重さで、首周りの筋肉により多
くの負荷がかかるため
これらのことで、筋肉が硬くなり、
血流が悪くなるので、肩こりがひど
くなるのです。これを防ぐには、ま
ずは身体を温めることが一番!
ゆっくりお風呂に入ったり、適度の
運動を心掛けましょう。それでも改
善しない時は、マッサージで筋肉を
ほぐしながら、血流を良くすること
がおすすめです。
辛いな~と感じたら、ご相談を!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→ストレートに提案するよりも、問い掛けて興味を示してもらうことが今回のポイントです。
→そうしないと、あなたが、『なぜ提案しているのか?』、お客さんは理解してもらえません。
→理解してもらえないと、押し売りと勘違いされてしまいます。
→『本気でお客さんのお役に立とう』と、心から思っていても、伝わりにくいのです。
→それでは、実にもったいないと思いませんか?
→そうならないために、お客さんに興味を示してもらい、理解してもらうことを心掛けたいものです。
→どうでしょうか?
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則