店頭看板の事例(エステサロン店の炭酸ガスパック) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

エステサロン店さんの『炭酸ガスパック』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

エステサロン店が、『炭酸ガスパック』をおすすめしている店頭看板です。

 

『炭酸ガスパック』とは、炭酸ガス(CO2)をジェル状のパックに閉じ込めてお顔に塗ることで、まるでお顔の筋トレをしているような効果が期待できます。

 

この辺りと、『誰におすすめなのか?』があると、もっといいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>SNS注目

>炭酸ガスパック

>眉カット

>クレンジング

>コラーゲンシェービング

>炭酸ガスパック

>ハンドマッサージ

>ヘッドマッサージ

>お仕上げ

>約60分 ¥7900

 

 

 

→まず、『誰におすすめなのでしょうか?』

 

→例えば、『お顔のしみ、シワ、くすみが気になるあなたに』とします。

 

→この内容は、プロの立場では当たり前ので、省略しても問題ないと考えるでしょう。

 

→しかし、素人の立場で、いきなり『炭酸ガスパック』と言われても、ピンと来ないのです。

 

→だから、意識して、『誰におすすめなのか?』から書き始めることをおすすめします。

 

→次に書くことは、『なぜそうなるのか?』です。

 

→例えば、『原因は酸素不足による細胞の老化です』と、ズバリ言い切ります。

 

→プロの立場で、ズバリ言い切られたら、素人は、『ふ~ん、そうなんだ』と思うのです。

 

→もちろん、『それが、どうしたの?』と、思う人もいます。

 

→ここで、『ふ~ん、そうなんだ』と思ってもらったお客さんにだけに、読んでもらえればいいと考えるのです。

 

→このようにすると、伝えたいお客さんがハッキリするので、メッセージが届きやすくなります。

 

→この後、『炭酸ガスパック』の簡単な説明と、商品メニューの流れを伝えて、最後に行動を促すのです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(エステサロン店の炭酸ガスパック)

お顔のしみ、シワ、くすみが気にな
るあなたに

原因は、酸素不足による細胞の老化
です。これは、老化した細胞からは
老化した細胞しか生まれないので老
化がさらに進むことを意味します。
その1つの現象がたるみです。

そんな時は、今、流行の『炭酸ガス
パック』がおすすめ!
炭酸ガスをジェル状のパックに閉じ
込めお顔に塗ることで、細胞に大量
の酸素を送り込むことができます。

眉カット・シェービング・マッサー
ジを含む『炭酸ガスパックセット』
約60分 ¥7900

『ちょっと変かな~』と感じたら、
こちらまで早めにご相談を!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→プロの立場で『商品情報をお知らせする』のでなく、素人の立場で『お客さんにも分かる情報を伝える』ことが今回のポイントです。

 

→そのためには、まず『誰におすすめなのか?』と『なぜそうなるのか?』という情報が必要になります。

 

→その上で、『どんな商品なのか?』を伝えても遅くはありません。

 

→今、流行の商品なら、すでに知っているお客さんもいるでしょう。

 

→しかし、ほとんどは知らないお客さんばかりだと、考えた方がいいですね。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則