こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
生花店さんの『お庭のリフォーム』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
生花店さんが、『お庭のリフォーム』をおすすめしている店頭看板です。
イラストが良く目立っていいと思います。
ただ、『お庭のことなら、何でもご相談下さい』と取られるメッセージが、ちょっともったいないですね。
このようなメッセージは、『幅広く対応できるというメリット』はありますが、『何をしてくれるのか、よく分からないというデメリット』もあります。
なので、もう少し絞って伝えてみたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>every day in the garden
>お庭のことなら『店名』
>(イラスト)
>新築外構、お庭リフォーム、
>カーポート、テラス、デッキなど
>お庭のことなら
>お気軽にご相談下さい。
→絞ってメッセージを伝える場合、まずは、『誰に伝えたいのか?』をハッキリさせます。
→例えば、『お庭はあるけど、お手入れが大変!今の生活に合っていない!と感じているあなたに』とするのは、どうでしょうか?
→そして、『お庭のリフォームを考えてみませんか?』と、メッセージを強めます。
→この後、『コツは・・・』と、リフォームを考える時のコツを伝えると考えやすくなるでしょう。
→その上で、『例えば・・・』と、具体例を伝えるとイメージしやすくなります。
→最後は、お決まりの行動を促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(生花店のお庭のリフォーム)
今の生活に合っていない!と感じて
いるあなたに
『お庭のリフォーム』を考えてみま
せんか?
コツは、何を作りたいのか?より、
どんな生活がしたいのか?です。
◆例えば、子供が生まれたので、お
手入れを少なくするために、テラス
や砂利敷きをする
◆例えば、車を乗らなくなったので
お庭のスペースを広げるなど
『ちょっと違うな?』と感じたら、
ぜひ、ご相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『何でも、ご相談下さい』でなく、『こんなこと感じたら、ご相談下さい』とメッセージすることが今回のポイントです。
→そうしないと、『何でも』では、お客さんはすぐにイメージできません。
→イメージできないと、現実味がないので、まず行動してもらえないでしょう。
→もちろん、『今まさに目の前で困っていて、何とかしなければいけないお客さん』は、行動してもらえます。
→しかし、そんなお客さんは少ないのです。
→なので、こちらが、お客さんにイメージしてもらえるようにする必要があります。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則