店頭看板の事例(歯科医院の免疫力UP) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

歯科医院さんの『免疫力UP』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

歯科医院さんが、『免疫力UP』をお知らせしている店頭看板です。

 

お客さんが知らないことをお知らせして、行動してもらえるように導く、とてもよい看板だと思います。

 

できれば、お口の中を清潔に保つと、『なぜ免疫力がアップするのか?』

 

この辺りを付け加えてみたいと思います。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>『店名』

>お口の中を清潔に保つことが

>新型コロナウイルス感染対策

>お口の中が汚れていると・・・

>免疫機能がうまく働かず

>免疫力の低下

>手洗い・うがい+毎日のハミガキ=免疫力UP

 

 

 

→では、お口の中を清潔に保つと、なぜ免疫力がアップするのでしょうか?

 

→その決め手は、『唾液』です。

 

→唾液の9割は水分ですが、残りの1割の中に免疫に関わる成分が入っています。

 

→なので、最初にこの辺りを投げ掛けてみるといいでしょう。

 

→例えば、『ウイルスの感染症予防に、唾液が効果的ってご存知ですか?』とします。

 

→投げ掛けたら、次はそれに対して答えるのです。

 

→例えば、『唾液には、むし歯や歯周病を防ぐだけでなく、ウイルスなどの侵入から体を守る免疫成分が含まれているんですよ!』とします。

 

→この後、『しかし・・・』と、唾液の働きが悪くなる内容を伝えて、『そうならないために・・・』と、お客さんにやって欲しいことにつなげるのです。

 

→こうすることで、『新型コロナウイルス』に恐怖を感じているお客さんほど、行動してもらえることでしょう。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(歯科医院の免疫力UP)

ウイルスの感染症予防に、唾液が効
果的ってご存知ですか?

唾液には、むし歯や歯周病を防ぐだ
けでなく、ウイルスなどの侵入から
体を守る免疫成分が含まれているん
ですよ!

しかし、お口の中が汚れていたり、
乾燥していたりすると、唾液の働き
が悪くなります。

そうならないために、食後は歯のす
き間をキレイにし、口をすすぐこと
で唾液を出し、免疫力をアップさせ
ましょう!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→啓蒙活動をするような店頭看板の場合は、『やって欲しいこと』と、『その根拠は?』を示してあげることが今回のポイントです。

 

→根拠を示すと、『へぇ~、そうなんだ!』と、納得するので行動してもらいやすくなります。

 

→今回の根拠は、『唾液に免疫成分が入っているから』です。

 

→『しかし、お口の中が汚れていると、その働きが悪くなるため・・・』として、行動につなげています。

 

→新型コロナウイルスは、目に見えないから、怖いのです。

 

→そんな怖い気持ちを、ちょっとでも和らげることができればいいと思います。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則