店頭看板の事例(イタリア料理店のラザニア) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

イタリア料理店さんの『ラザニア』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

イタリア料理店さんが、『ラザニア』をおすすめしている店頭看板です。

 

『ラザニア』という料理は、知ってそうで、意外と知らない人が多いかもしれません。

 

そこで、商品をおすすめする前に、少しだけ説明をすることで、興味を持ってもらうといいでしょう。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>期間限定 Lunch

>限定 6食!

>自家製ミートソースの

>ラザニア

>※各ランチセットに

>+150円で変更できます。

 

 

 

→商品の説明をする時に便利なやり方は、問い掛けです。

 

→例えば、『ラザニアって、どんな料理?』とします。

 

→たったこれだけで、知っている人は『こんな料理だろう!』となり、知らない人は『名前は聞くけど、どんな料理だろう?』と、どちらの場合も興味を引くのです。

 

→問い掛けの後は、その答えとして、商品の説明をします。

 

→それと、『思わず食べたくなるような魅力』も付け加えて、写真と共に紹介しましょう。

 

→最後は、限定感を出して、行動を促します。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(イタリア料理店のラザニア)

ラザニアって、どんな料理?

イタリア・ナポリの名物で、平たい
パスタであるラザニアとベシャメル
ソースやミートソースをミルフィー
ル状に重ねた上に、チーズを載せて
焼き色がつくまでオーブンで焼いた
ものです。グツグツ焼かれたのびる
チーズのもちもち感とミートソース
のジューシー感が魅力!

自家製ミートソースのラザニア
限定 6食 お早めに!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→知っているようで知らない料理をおすすめする時は、『〇〇って、どんな料理?』と問い掛けることが今回のポイントです。

 

→比較して問い掛ける場合は、『ラザニアとグラタンの違いって、ご存知ですか?』としてもいいかもしれませんね。

 

→この2つの違いは、中に入れるパスタが、『ラザニアか、マカロニか』の違いです。

 

→このように、少しだけ説明することで、興味が沸いて来ませんか?

 

→どのような説明が、『今すぐ、これ食べたい!』と思ってもらえるかで、反応率が違って来ます。

 

→なので、注文されたお客さんに、『どうして食べたくなりましたか?』と聞いてみると、すごい良いヒントがもらえるかもしれませんよ!

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則