こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
整骨院さんの『日曜営業』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
整骨院さんが、『日曜日 診療やってます!』とお知らせしている店頭看板です。
では、『日曜日に治療が受けれる』と、嬉しいお客さんは、誰でしょうか?
例えば、
(1)仕事帰りでは、お店が閉まっていて利用できないお客さん
(2)急な痛みで、すぐに治療して欲しいお客さん
(3)症状がきつくて、続けて治療が受けたいお客さん
など、色々あるでしょう。
今回は、(1)のお客さんに対しての看板を書いてみたいと思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>日曜日 診療やってます!
>『営業時間』
>・お子様連れOK!
>・産後骨盤矯正
>お気軽にご来院ください
>『店名』
>『電話番号』
→まず、『こんなあなたに』と呼び掛けるところからスタートします。
→なぜなら、呼び掛ける相手がハッキリしていないと、興味を持ってもらえないからです。
→次に、『こんなことで、ついつい我慢してしまうことはありませんか?』と、投げ掛けます。
→そして、『日曜営業の当院なら・・・』と、つなげるのです。
→最後は、『こんなこと感じたら、こちらまでご予約を!』と、行動を促します。
→このような流れにすると、メッセージとしてお客さんに届きやすいなるのです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(整骨院の日曜営業)
ないあなたに
例え、痛みや不調があったとしても
ついつい我慢してしまうことはあり
ませんか?
日曜営業の当院なら、忙しいあなた
でも、お休みの間にしっかりと身体
のケアができますよ!
『辛いな~』と感じたら、我慢せず
こちらまでご予約を!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『日曜日 診療やってます!』とお知らせすることは大切だと思います。
→なぜなら、そのようなお店が少ないからです。
→しかし、それだけでは、『こんどの日曜日に、整骨院に行くか!』とは、なりにくいと思います。
→理由は、『来店の理由がない』からです。
→なので、『来店の理由』を作ってあげることが、今回のポイントになります。
→それが、『例え、痛みや不調があったとしても、ついつい我慢してしまうことはありませんか?』です。
→この問い掛けで、『そうそう、あるある』と感じたお客さんは、『来店の理由』ができたことになります。
→その他、冒頭でも書きました(2)や(3)のお客さんに呼び掛けた看板も書いてあげて下さいね。
→複数のお客さんに『日曜営業』のことを伝えて、一番反応する内容を見つけることも大切です。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則