こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
整骨院さんの『頭痛専門』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
整骨院さんが、『頭痛専門』をお知らせしている店頭看板です。
このように『〇〇専門』と書いてあると、『今まで頭痛で悩まされたお客さん』には、響きます。
しかし、『どんな頭痛なのか?』、『なぜ頭痛が治せるのか?』など、もう少し具体的に伝えるともっといいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>当院では
>様々な症状も診ますが
>特に頭痛をお持ちの方へ
>専門として診させていただきます!
>頭痛専門
>Body Make!
→まず、『どんな頭痛なのか?』から具体的に伝えます。
→例えば、『薬を飲んでもなかなか治らない頭痛をお持ちのあなたに』と、呼び掛けるのです。
→このように呼び掛けると、『そうそう、薬を飲んだ時は治るけど、また痛くなる』と感じているお客さんは、次を読んでもらえます。
→さらに、例えば、『どうして治らないのだろう?と不安に思ったことをありませんか?』と問い掛けるのです。
→こうすると、『本当、どうして治らないのかな?』と、さらに次が読みたくなります。
→この後、治らない原因を伝えて、それが改善されることを伝えましょう。
→そして最後に、『〇〇と感じたら、今すぐご相談下さいね!』と、行動を促します。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(整骨院の頭痛)
をお持ちのあなたに
『どうして治らないのだろう?』と
不安に思ったことはありませんか?
実は、頭痛は『体の歪み』や『内臓
の疲れ』が根本原因なので、痛み止
めだけでは治らないのです。
ここが改善されると血流が良くなり
頭痛がとてもラクになりますよ。
『頭が痛くて集中できない』と感じ
たら、今すぐご相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『〇〇専門』を伝えることはいいことですが、『どんな事情の方に、どんなことができる専門家なのか?』、ここをハッキリさせることが今回のポイントです。
→ここがハッキリすると、お客さんと共感できます。
→そうると、『このお店は、私のことが分かってもらえそう!』と感じて、行動したくなるのです。
→ポイントは、『自分のことをハッキリさせる』だけでなく、『お客さんが求めていることをハッキリさせる』ことになります。
→『お客さんは、知らないことが多過ぎる』ので、不安になるのです。
→なので、ポイントを絞って伝えてあげましょう。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則