こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
雑貨専門店さんの『バスキャンドル』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
雑貨専門店さんが、『バスキャンドル』をおすすめしている店頭看板です。
『非日常を演出できる面白い商品』だと思います。
このような『非日常を演出する商品』を伝える時は、そんなシーンが思い浮かぶような流れが必要です。
それを言葉と写真で伝えましょう。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>ぷかぷか
>お風呂用
>バスキャンドル
>入荷しました。
>アクアフォレスト
>チェリーブロッサム
>¥748
→まずは、『非日常のシーン』で問い掛けます。
→例えば、『半身浴は、バスキャンドルで優雅なリラックスタイムにしてみませんか?』とするのはどうでしょうか?
→このように投げ掛けると、『えっ、どうするの?』と、頭の中で『非日常のシーン』を思い浮かべませんか?
→この後、そのシーンの写真と、それができる理由とその効果を伝えるといいでしょう。
→このようにした上で、商品の紹介です。
→最後は、行動の促しも忘れずに!
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(店の)
リラックスタイムにしませんか?

お湯が入りにくい形になっているの
で、直接バスタブに浮かべられるア
ロマキャンドルです。照明を消して
キャンドルを灯せば、オレンジ色の
灯りとお気に入りの香りで疲れやス
トレスが癒されるでしょう。
ぷかぷかバスキャンドル
1個 ¥748
店内で12種類の中から、お気に入
りの香りを見つけて下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『非日常の商品』の紹介だけではなく、まずは『非日常のシーン』をイメージさせることが今回のポイントです。
→お客さんにイメージしてもらえないと、『非日常の商品』は売れません。
→なぜなら、『日常ではないので、自分とは関係ない』と感じてしまうからです。
→ところが、一度イメージしてしまうと、そこに興味があるお客さんには刺激になります。
→そうなると、『一度試してみたいな~』と思うのです。
→このように思わせた上で、『お気に入りの香りを見つけて下さい』と店内に誘導すれば、衝動買いしてもらえるお客さんが増えます。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則