店頭看板の事例(ペットサロン店のしつけ教室) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

ペットサロン店さんの『しつけ教室』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

ペットサロン店さんが、『快適なドッグライフをサポートする』ことをお知らせしている店頭看板です。
 
看板では、詳しい内容が分からないので、ネットで調べてみると、次のようなサポートをされています。
 
◆カット
◆トリマー
◆健康管理
◆ペットホテル
◆しつけ教室など
 
これら全般をサポートされているようですね。
 
これら全てをお知らせするから、現行のような看板の内容になったと思われます。
 
しかし、これでは残念ながら何をしてもらえるのか分かりません。
 
なので、もう少し分かりやすくしたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>ペットと暮らす幸せ、もっともっと!
>愛犬との快適なドッグライフを
>サポートさせていただきます。
>初回サロン利用の方
>10%off(基本料金より)
>待ってるワンッ!
 
 
 
→では、どのようにすれば、もう少し分かりやすくなるのでしょうか?
 
→一番簡単な方法は、『誰に、伝えたいのか?』をハッキリさせることです。
 
→例えば、『初めてワンちゃんを飼うあなたに』とすれば、どうでしょうか?
 
→この場合、先程のどのサポートを伝えればいいでしょうか?
 
→どれも必要なサポートですが、まずは、『しつけ教室』でのサポートがいいように思います。
 
→なぜなら、『ワンちゃんのしつけ』ができていないと、『快適なドッグライフ』にならないからです。
 
→このように、『誰に』と『何を』が決めてから、後は、それをつなげて行きます。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(ペットサロン店のしつけ教室)
初めてワンちゃんを飼うあなたに


インターホンが鳴ると吠え続けたり
散歩中に言うことを聞かなくなった
りしたことはありませんか?


原因は、甘やかしなどで、ワンちゃ
んと本来の関係が築けていないから
です。
そんな時はしつけ教室がおすすめ!
『アイコンタクト』、『オスワリ』
『マテ』など簡単な投げ掛けで、ワ
ンちゃんと良い関係が築けます。

『どうしよう~』と困っていたら、
まずはこちらまでご連絡下さいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『全体的なイメージ』をお知らせするのでなく、『具体的な事例』をお伝えすることが今回のポイントです。
 
→お客さんにとっては、今の現状が全てです。

→なので、現状で困っていることを伝えることで、関わりができます。
 
→一度関わることができれば、その他のサポートを受けてもらえる機会ができるのです。
 
→今回は、『しつけ教室』に絞りましたが、『健康管理』でも、『ペットホテル』でも、関わりができるように伝えることができます。
 
→そうすると、結果的に、全体のサポートを受けてもらえるお客さんが増えるのです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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