店頭看板の事例(自動車販売の超除菌消臭スプレー) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

自動車販売店さんの『超除菌消臭スプレー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

自動車販売店さんが、『超除菌消臭スプレー』をおすすめしている店頭看板です。
 
『気になる車内のニオイ』と、ストレートに呼び掛けています。
 
自覚があるお客さんには、これでも分かることでしょう。
 
しかし、ほとんどのお客さんは、残念ながら自覚がありません。
 
例え、気になっていたとしても、深く考える人は少ないようです。
 
なので、お客さんに自覚してもらえるメッセージが必要になります。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>気になる車内のニオイ
>有名ホテル業界も大注目の一品
>強力除菌消臭『商品名A』1944円(税込)
>抗菌消臭防臭『商品名B』1994円(税込)
>お試しキャンペーン中!
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>詳しくはスタッフへ
 
 
 
→まず、自覚して欲しいお客さんをハッキリ決めます。
 
→このお店は、自動車販売店ですから、主に新車を販売していることでしょう。
 
→であれば、『新車のニオイが気になるお客さん』に絞ります。
 
→なぜなら、お客さんがハッキリするほど、メッセージが届きやすくなるからです。
 
→例えば、『ドアを開けた瞬間感じる新車のニオイ、あなたは好きですか?それとも嫌いですか?』と投げ掛けます。
 
→『好き』と答えたお客さんは、ここまでです。
 
→しかし、『嫌い』と答えたお客さんには、商品をつなげるチャンスが出て来ます。
 
→この後、『ニオイの原因』を簡単に伝えることで、『イヤなニオイに自覚してもらう』のです。

→そうすると、興味を持ってもらえます。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(自動車販売店の超除菌消臭スプレー)
ドアを開けた瞬間感じる新車のニオ
イ、あなたは好きですか?それとも
嫌いですか?

 

もしもあの独特のニオイがイヤなら
超除菌消臭スプレー、『商品名』が
おすすめです。
1本 ¥1944(税込)

新車のニオイの原因である内装の接
着剤のニオイやクッションのウレタ
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ニオイを気にする有名ホテルでも大
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は、ぜひお試しを!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『何となく気になる車内のニオイ』とするのでなく、『新車のニオイが好きですか
?嫌いですか?』と投げ掛けることが今回のポイントです。
 
→このようにすることで、商品を伝えたいお客さんがハッキリします。
 
→そうすると、メッセージが届きやすくなるので、お客さんが問題を自覚し、興味を持つのです。
 
→それと、『ニオイの原因』もハッキリさせましょう。
 
→ここをハッキリ言い切ることで、そのための商品であることを理解してもらえます。
 
→さらに、他業種で同じ問題に対しても、この商品で解決していることを伝えると、信憑性も出て来るでしょう。
 
→このようにして、商品の必要性や信憑性が分かると、『お試しキャンペーン中』と、格安で販売しなくてもよくなるはずです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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