店頭看板の事例(整骨院の健康寿命) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

整骨院さんの『健康寿命』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

整骨院さんが、『健康寿命』を延ばすおすすめをしている店頭看板です。
 
『健康寿命』とは、日常生活において介護などを必要とせず、自立して生活ができる期間のことを言います。
 
例えば、最近の男性と女性の『健康寿命』と『平均寿命』は、次の通りです。
 
◆男性、『健康寿命 72歳』、『平均寿命 81歳』、差9年
 
◆女性、『健康寿命 75歳』、『平均寿命 87歳』、差12年
 
このように、約10年の差があります。
 
この辺りを簡単に伝えたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『店名』
>『営業時間』
>営業しております!
>当院で健康寿命を延ばしてみませんか?
>予約優先となってます。
>ご了承くださいませ。
 
 
 
→まず、『平均寿命』と『健康寿命』の関係を簡単に説明します。
 
→例えば、『平均寿命から約10年を引いた年齢を健康寿命といいます』とするのは、どうでしょうか?
 
→そして、『これが、何を意味しているのか?』を伝えるのです。
 
→それと、『介護になる原因』についても、ハッキリさせます。
 
→その上で、『その原因を解消できるのが、整骨院です』と、つなげるのです。
 
→最後は、『こんなこと思ったら、早め早めにご相談下さいね』と、行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(整骨院の健康寿命)
『平均寿命』から約10年を引いた
年齢を、『健康寿命』といいます。

コレどういう意味だと思いますか?


実は、日常生活において、約10年
は誰かの介護が必要になると言うこ
となんです。でも、『できれば介護
はされたくない』と思いますよね。

介護が、必要になる一番の原因は、
筋肉や骨格などの不具合からです。

整骨院では、そうなる前の治療がで
きます。いつまでも健康で楽しく過
ごしたいと思ったら、早め早めにご
相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→いきなりストレートに、『健康寿命を延ばしませんか?』と投げ掛けるより、『なぜ健康寿命を延ばさなければいけないのか?』をハッキリ伝えることが、今回のポイントです。
 
→そうしないと、お客さんと目的が共有できません。
 
→目的が共有できなければ、単なる売り込みだと、勘違いします。
 
→『どんなにお客さんにとって大切なこと』であったとしても、伝わりにくいのです。
 
→しかし、『こんなことにならないために、健康寿命を延ばしましょう』となれば、お客さんは興味を持ってくれます。
 
→一般的に、『予防は、治療よりも伝えにくい』です。
 
→だからこそ、伝わりやすいようにしなえればいけません。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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