店頭看板の事例(不動産仲介業店の夏のお部屋探し) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

不動産仲介業店さんの『夏のお部屋探し』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】
 
 

【コメント】

不動産仲介業店さんが、『夏のお部屋探し』をおすすめしている店頭看板です。
 
『お部屋探し』のオンシーズンは、1月から4月上旬にかけてになります。
 
進学、就職、転勤と入居希望者が多いです。
 
しかし、4月中旬から8月にかけてのオフシーズンは、急激に入居希望者が減ります。
 
そんな時期におすすめです。
 
何かいいことがあるのでしょうか?
 
 
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>Welcome
>お部屋探しは『店名』で
>Reing season
>夏に向けてお部屋探し
>始めませんか?
>〇〇周辺の物件多数
>ご案内できます。
 
 
 
→『夏のお部屋探し』のいいところは、何だと思いますか?
 
→オフシーズンは、入居希望者が少ないので、ゆっくり落ち着いて相談に乗ってもらえます。
 
→でも、一番嬉しいのが、家主さんと交渉がしやすいことでしょう。
 
→交渉しやすい理由は、オフシーズンまで空き部屋があると、『何とか早めに埋めたい』と、家主さんが思うからです。
 
→まず考えられる交渉が、『家賃の値下げ交渉』になります。

→しかし、これはオンシーズンに契約された入居者からクレームが出やすいので、最近は少ないです。
 
→その代わり、『フリーレント』なら、交渉ができます。
 
→『フリーレント』とは、入居後一定期間の家賃を無料にするサービスです。
 
→これなら、他の入居者からのクレームが起こりにくくなります。
 
→この辺りを付け加えながら、行動を促して行きましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(不動産仲介業店の夏のお部屋探し)
引越しはお金がかかるし、『しばら
く家賃がタダになればいいのに』と
思ったことありませんか?

実はそんな上手い話があるんです。

オフシーズンの今に空き部屋がある
と、何とか早く埋めたい家主さんと
の交渉がやりやすくなります。

例えば、『フリーレント』と言って
入居後の1~2カ月の家賃がタダと
いう物件も多いです。

こんなチャンスは今だけ!良い物件
から埋まりますので、お早めに!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『何をおすすめするのか?』だけではなく、『なぜおすすめするのか?』をハッキリさせて伝えることが今回のポイントです。
 
→そうすると、お客さんは、『今、行動する意味』を感じます。
 
→しかし、ここが曖昧だと、その気にならないのです。
 
→今回の行動する意味は、『入居後の家賃が、1~2カ月タダだから』、になります。

→もしも、引越し時期が選べるのなら、本当にチャンスです。
 
→ポイントは、お客さんも、家主さんも、仲介業者さんも、みんなが納得するところでしょう。
 
→こんな情報があるのなら、どんどん発信して下さいね。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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