こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
日々の出来事は同じでも、『仕事は楽しくて面白い』と感じるスタッフさんと、『仕事は辛くて面倒くさい』と感じるスタッフさんがいます。
どうしてだと思いますか?
それは、大抵の出来事は、『良い面』と『悪い面』が組み合わさって起こるからです。
そのため、『良い面』だけを感じているスタッフさんは、『仕事は楽しくて面白い』となり、『悪い面』ばかりを感じているスタッフさんは、『仕事は辛くて面倒くさい』となります。
どちらも、『良い面』と『悪い面』が組み合わさっているのですが、思い込みや勘違いから、それぞれ勝手な解釈をするのです。
その解釈からは、それぞれには、それがリアルな現実として見えていることでしょう。
だから、『仕事が辛くて面倒くさい』と感じているスタッフさんに、『仕事は楽しくて面白いよ』と、いくら言ってもダメなのです。
ところが、そんな『悪い面』ばかり見がちなスタッフさんでも、『職場で役に立ちたい』、『認めてもらいたい』と思っている人が意外と多いことにビックリします。
なぜ意外と思うかと言うと、いつも『面倒くさい』、『邪魔くさい』が口ぐせで、周りから見ると、『ラクしたい』、『何もしたくない』と見えてしまうからです。
だから、そんなスタッフさんを認める人は、ほとんどいません。
なので、心の中で、『役立ちたい』、『認めてもらいたい』と思っても、周りは分からないのです。
あなたの近くに、このようなスタッフさんはいないでしょうか?
こんなスタッフさんでも、『喜ぶ時』があります。
それは、『お客さんから褒められた時』です。
<例えば>
お客さんに感謝の一言を添えた『お礼のハガキ』を送って、来店されたお客さんから、『素敵なハガキありがとう』、『手書きのハガキをもらうことが少なくなったので、とても嬉しかったわ』、『あなた、すごいね』と褒められた時に喜びます。
このスタッフさんは、店長さんから『お礼のハガキを出して下さい』と言われたから、単に出しただけでした。
それでも、このように『お客さんから褒められる』と、素直に嬉しいのです。
このようなことが一度あると、今度は、スタッフさん自らが進んで、『お礼のハガキ』を書くようになります。
いつも『面倒くさい』、『邪魔くさい』と言っていたスタッフさんでも、褒められると嬉しいのです。
この時、このスタッフさんは、『仕事は楽しくて面白い』こともあると気付きます。
『お礼のハガキ』は、その一例です。
同じように、『スタッフさんが、お客さんに褒めてもらえるようにする方法』は、ちょっと考えればすぐに思いつきます。
一度考えてみて下さいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則