店頭看板の事例(セレクトショップのマヌカハニー) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

セレクトショップさんの『マヌカハニー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

セレクトショップさんが、『マヌカハニー』をおすすめしている店頭看板です。
 
ズバリ、『はちみつの王様』と言い切っています。
 
しかし、『マヌカハニーは、なぜハチミツの王様と言われるのでしょうか?』
 
この辺りを付け加えてみますね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>はちみつの王様
>マヌカハニー
>こんな方に特にオススメです!
>・肌荒れが気になる
>・ノドがイガイガする
>・酵素をしっかり撮りたいたい
>・免疫力を高めたい
 
 
 
→『はちみつの王様マヌカハニー』と言い切るより、『マヌカハニーはなぜハチミツの王様と言われるのでしょうか?』と問い掛ける方が、読んでもらいやすくなります。
 
→なぜなら、その『問い掛けの答え』が気になるからです。

→なので、その答えを伝えます。
 
→その上で、『こんな方に、特にオススメです!』とつなげるといいですね。
 
→それと、良いことだけでなく、悪いことも一緒に伝えましょう。
 
→その方が、後々のトラブルが少ないので、すんなり買ってもらえます。
 
→最後は、必ず、『試食できます』と、行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(セレクトショップのマヌカハニー)
マヌカハニーはなぜハチミツの王様
と言われるのでしょうか?

 

それはニュージーランドに自生して
いるマヌカの花から1年で4週間だ
けしか採れない希少性と、高い抗菌
性や殺菌性などから健康志向の高い
方に多く愛用されているからです。

◆肌荒れが気になる方
◆ノドがイガイガする方
◆酵素をしっかり摂りたい方
◆免疫力を高めたい方
などに好評を頂いております。少し
クセがある味が苦手な方は、常温の
飲み物に溶かしてお飲み下さい!
試食ができますので、お気軽に!




【今回のポイント】

→『はちみつの王様』と言い切るだけでなく、『なぜそうなのか?』を問い掛けることが今回のポイントです。
 
→問い掛けることで、その理由を伝えることができます。

→問い掛けて、その理由を知ると、『なるほど、そうなのか』、『だから、高くても人気があるのか』と、ちょっと関心があるお客さんは、されに興味を持つのです。
 
→このように興味を持ってもらった後に、『こんな方に』とすれば、その中に当てはまるものがあれば、『一度、試食してみようか?』と思います。
 
→なので、必ず、『試食できます』という誘いの言葉が必要なのです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則