こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
今書いている店頭看板のブログ記事は、1年間で約150記事です。
極力、街角で見かけた看板を使って書くようにしています。
理由は、余計な先入観を持たないで、素直に見て、受け入れたいからです。
大体、次のような流れで見ています。
<例えば>
◆(1)『誰に向けて書いているのだろうか?』
◆(2)『どこが一番の問題点だろうか?』
◆(3)『どんな特徴があるのだろうか?』
◆(4)『どんなネーミングを付けているのだろうか?』
◆(5)『最終的に、どんな行動を促しているのだろうか?』
など、このような5つのポイントで見るようにしています。
このため、『商品名と価格だけのメニュー看板』は、できるだけ選んでいません。
なぜなら、この2つの情報だけでは、『お店として何を伝えたいのか?』の手掛かりが、全くつかめないからです。
もちろん、この2つの情報だけで考えることはできます。
しかし、それでは、こちらの勝手な思い込みだけで、考えてしまうのが恐いのです。
そういう意味では、『商品の特徴など、商品中心の看板』も、要注意になります。
それでも、何らかの特徴が書いてあれば、それを手掛かりに考えられるのです。
しかし、色々な業種があるため、あまり知らない業種では、情報不足で苦労します。
そんな時は、『ネット検索』が便利です。
『ネット検索』のやり方にもコツがあって、『検索キーワード』を上手く使います。
便利な『検索キーワード』は、『人気理由』、『悩み不安』、『違い希少』などです。
<例えば>
先程の『商品の特徴など、商品中心の看板』の場合は、『商品名 商品の特徴 人気理由』と入力して検索します。
すると、同じような商品を、すでに伝えているページが検索できるのです。
そうしたら、その検索ページから、メッセージのキーワードとなる言葉を探します。
この時、注意しなければいけないのは、書いている内容をそのままコピーしてはいけません。
あくまで、メッセージに必要なキーワードだけを拾い出します。
例えば、『こんな理由で人気である』、『こんな不安のあるお客さんにおすすめ』、『こんな原因を解消する特徴がある』など、3~5つくらいの検索ページから拾い出すといいでしょう。
それでもまで、メッセージを書く上で、情報が不足していたら、今探した新しいキーワードを使って、また検索するのです。
経験上、欲しいキーワードは、必ずどこかのページに書かれています。
なので、欲しいキーワードが見つかるまで、検索すればいいのです。
これだけで、メッセージができてしまいます。
しかし、なぜ、メッセージのキーワードを見つけるだけで、できてしまうのでしょうか?
それは、ブログ記事では、毎回、同じパターンの流れで書いているからです。
同じパターンの流れとは、冒頭に書いた、5つのポイントの流れになります。
俗に、『ワンパターン』というやり方です。
しかし、この『ワンパターン』でも、メッセージの流れが分かっていると、後はキーワードを見つけて組み合わせれば、反応のあるラフ案が簡単に書けてしまいます。
どうでしょうか?
そういう意味では、現場でお客さんと直に接しているあなたは有利です。
『お客さんのセリフ』や、『プロしか知らないコツ』などがあれば、それも組み合わせれば、もっと良いメッセージになると思います。
『メッセージの流れ』と『検索キーワード』、店頭看板で困った時に使って下さいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則