効率よく働いて手取りを多くするパートさんの働き方とは? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。



扶養家族に入って働いているパートさんの場合、配偶者控除の関係や、税金・社会保険の関係で、年収を調整するパートさんが多いです。

 

これは、『効率よく働いて、手取りを多くしたい』という考えからだと思います。

 

このようなことを意識すると、少しでも税金を払いたくないと思うようになるのです。

 

 

『所得税』を払いたくないと思えば、『年収103万円』までに押さえようとします。

 

さらに、『住民税』も払いたくないと思うと、『年収90万円代』までとなるでしょう。

 

この時のパートさんの一番の関心事は、『年収の額』であり、『働く時間数』なのです。

 

 

<例えば>

 

『時給1000円』で、『1ヵ月80時間』働けば、『月収8万円』になり、『年収96万円』なので、配偶者控除も受けられるし、税金も社会保険も免除されることになります。

 

 

しかし、このような考え方が強過ぎると、『年収の額』や『働く時間数』だけが気になり、『働く内容』は、あまり気にしなくなるのです。

 

どういうことかと言うと、『毎年、同じことをしていたら、同じ給料がもらえる』と考えてしまいます。

 

たとえ、お店の売上げが減って来たとしても、『何とかしなければいけない』と、思わないのです。

 

 

もっと言えば、『お店の売上げが減って来ても、自分とは関係ない』と思い込んでいるパートさんも中には出て来ます。

 

確かに、今まではそれで良かったのかもしれません。

 

しかし、今は、色々なコストが値上がりして、売上げが減って来ると、『支払える人件費』も制限を受けるようになって来たのです。

 

さらに、最低賃金の上昇により、時給がアップし、先程の条件をクリアするには、『働く時間数』が、どんどん少なくなって来ています。

 

 

そうなると、少ない時間で、今と同じか、より多くの売上げを上げなければいけなくなるのです。

 

これができなくなると、最悪の場合、お店そのものを閉めなければいけなくなります。

 

 

 

そうならないためには、少なくても、『売上げを減らさない工夫』が必要なのです。

 

つまり、『売上げを減らさない行動』が、今、大切になっています。

 

 

その1つの行動が、『接客』です。

 

『接客』とは、お客さんに積極的に関わって、約束した結果を提供することを言います。

 

今までの『決められたことをこなす作業』ではなく、もう一歩踏み込んだ行動が必要となるのです。

 

 

 

これからも、最低賃金を含め、色々なコストが値上がりして行くでしょう。

 

そうなると、ますます、『支払える人件費』は制限されて行くのです。

 

 

なので、『もう一度、接客のやり方を見直して、コストアップに耐えられるお店にして行こう!』とならなければ、お店が成り立たなくなるでしょう。

 

この時の『接客』は、給料をもらうためだけではありません。

 

『丁寧な接客』で、お客さんに喜んでもらい、ファンになってもらうのです。

 


そうなると、中には感謝されるお客さんも増え、働くことが楽しくなって行くことでしょう。

 

 

単に、『年収や働く時間数』だけを意識するのでなく、このようなことを意識しながら仕事をすることが、『効率よく働いて、手取りを多くもらう』、本来の意味になるのではないでしょうか?




最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則