店頭看板の事例(薬局店の骨密度測定会) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

薬局店さんの『骨密度測定会』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

薬局店さんが、『骨密度測定会』への参加をおすすめしている店頭看板です。
 
『骨密度が、大丈夫なのか?』と、思う人は少ないと思います。
 
なので、そのように思ってもらえるような道筋が必要です。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>あなたの骨、大丈夫?
>無料測定会開催!
>期間:6月26日(火)~6月30日(土)
>時間:10:00~18:00
>ひじで測ります(2~3分程度)
>お気軽にお越し下さい
 
 
 
→では、どのような道筋を作ればいいのでしょうか?
 
→一番簡単なやり方は、現在の状況に目を向けてもらうことです。
 
→そのために、『こんなこと思っていませんか?』と、現状に問い掛けます。
 
→そして、『実はそうでなく・・・』と、現状に疑問を持ってもらうのです。
 
→その上で、現在の問題点を伝えます。
 
→このような道筋を作ることで、始めて、『自分は大丈夫かな?』と思う人も出て来るはずです。
 
→このように思われた人に、『まずは、骨密度を知ることから、始めましょう』と行動を促せば、行動しやすくなります。
 
→そうしてから、『期間』と『時間』を伝えるといいでしょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(薬局店の骨密度測定会)
『骨は一度できると変わらない!』
と思っていませんか?

実はそうではなく、古くなった骨を
新しい骨に作り変えているのです。
そのため、カルシウムの吸収が悪く
なる50歳前後になると、スカスカ
で脆い骨に変わりやすくなります。

これが骨粗しょう症で、これによる
骨折を防ぎ、骨を健康に保つ必要が
あるのです。そのために、まず今の
あなたの骨密度を知ることから始め
ましょう。
ひじで測る・骨密度無料測定会
(2分~3分で分かります)
『期間』『時間』『店名』




【今回のポイント】

→こちらが言いたいことを知らせるのでなく、相手が受け入れやすい道筋を作ってあげてから伝えることが今回のポイントです。
 
→道筋を作ることで、相手が置かれている現状に疑問を持つ人がいます。
 
→その人だけに、伝わればいいのです。
 
→そうしないと、単に『無料だから』という理由だけで参加される人も出て来ます。
 
→しかし、本来の目的は、そこではないはずです。
 
→『手遅れになる前に、早めに気付いてもらい、お役に立ちたい』という思いからではないでしょうか?
 
→ハッキリとした道筋ができれば、伝えたい相手だけが来てもらえますよ。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則