店頭看板の事例(歯科医院の8020運動) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

歯科医院さんの『8020運動』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

歯科医院さんが、『8020運動』をおすすめしている店頭看板です。
 
毎月、このような文章のお役立ち情報を伝えられています。
 
とても大切なことですね。
 
このような文章形式を、店頭看板形式にするには、どのようにすればいいのか?
 
を考えてみたいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>6月
>木々の緑がまぶしいですね。
>さて、6月4日は『6(む)4(し)』にちなんで、『虫歯予防デー』
>6月4日~10日は、『歯と口の健康週間』です。
>今年の標語は『のばそうよ健康寿命、歯みがきで』です。
>みなさんは、『8020(ハチマルニイマル)運動』をご存知ですか?
>これは日本歯科医師会が推進している、『80才になっても20本以上の自分の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。
>8020運動達成を目指し、毎日の歯磨きをていねいに行いましょう!
>『店名』
 
 
 
→『1つの看板に1つのメッセージ』が原則ですので、『8020運動』のメッセージを伝えて行きたいと思います。
 
→店頭看板で最初に注意するポイントは、『注目させること』です。

→人が一番注目することは、『自分のこと』になります。
 
→なので、一番最初に、『自分のことが書かれている』と、思わせることです。
 
→そのために、例えば、『入れ歯を使わずに、生涯自分の歯で、美味しく食事をしたいと思いませんか?』とするのは、どうでしょうか?
 
→こうすることで、『できれば、そうしたい』と思った人は、『自分のこと』として、その後を読んでもらえます。
 
→そうしておいて、『8020運動』のことをお知らせするのです。

 

→できれば、『どのようなことを、具体的にすればいいのか?』も伝えると、よりイメージしやすいと思います。
 
→最後は、行動を促すような形でまとめましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(歯科医院の8020運動)
入れ歯を使わずに、生涯自分の歯で
美味しく食事をしたいと思いません
か?

 

80歳になっても20本以上の自分
の歯を残そうとするのが、8020
運動です。
そのために行うべき5つのこととは
◆歯と歯間を磨くクセをつける
◆唾液の分泌を良くし歯を守る
◆虫歯だけでなく歯周病も注意する
◆良い歯科衛生士に出会う
◆定期的に歯のメンテナンスをする

早いうちから行って、美味しく食べ
れる期間を長くして下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】
 
→『お役立ち情報』として知識を伝えることも大切ですが、『メッセージ』としてお客さんに刺激することが今回のポイントです。
 
→そのためには、現状の不安や未来の不安を伝えて、『自分のこと』と思ってもらうことが必要になります。
 
→なぜなら、人は、『自分のこと』となると、行動しやすくなるからです。
 
→それと、『8020運動』には、『自分で行うケア』と、『プロが行うケア』の両方が大切になります。
 
→そのために、看板でその両方を行ってもらえるように伝えましょう。
 
→看板で、『メッセージ』が伝われば、お客さんは必ず行動します。
 
→きっと、そんな『メッセージ』を、お客さんも待っているはずです。
 
 

こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則