店頭看板の事例(歯科医院の歯並び相談) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

歯科医院さんの『歯並び相談』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

歯科医院さんが、『歯並び相談』をお知らせしている店頭看板です。
 
『こんなお悩みはありませんか?』と具体例を出して、『お子様の歯並びが気になる方』に呼び掛けています。
 
内容は、とてもいいと思うのですが、冒頭に大きく『無料』と目立たせる必要があるのでしょうか?



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>無料
>歯並び相談
>・歯が変な所から生えてきた
>・噛み合わせがおかしい
>・ずっと口が開いている
>こんなお悩みはありませんか?
>お子様の歯並びが気になる方
>お気軽に一度ご来院ください
>『店名』
 
 
 
→おそらく、良く目立つように、最初に大きく『無料』と書かれたのでしょう。
 
→しかし、『お子さんの歯並びが気になるママさん』なら、必要性があれば心配なので、きっと相談されると思います。
 
→なので、最初は、『こんなママさんへ』と、呼び掛けてみたいですね。
 
→そして、次にママさんが知りたいことを、問い掛けます。
 
→それは、『どうして歯並びが悪くなるのか?』です。
 
→ママさんは、お子さんの歯並びが悪いことを、何となく分かっています。
 
→しかし、『なぜ悪いのか?』は、分かりません。
 
→なので、『ズバリ、これが原因です』と、伝えましょう。
 
→原因が分かると、必要性が生まれますので、相談したくなるのです。
 
→そして最後は、早めに相談されるように、行動を促します。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(歯科医院の歯並び相談)
お子さんの歯並びが気になるママさ
んへ

どうして歯並びが悪くなると思いま
すか?

ある程度遺伝もありますが、一番の
原因は習慣やクセによるものです。

いつまでも指しゃぶりをしていた、
ずっと口を開けて呼吸している、片
側だけで食べているなどによる習慣
やクセで歯並びは悪くなります。

悪くなる前なら改善もやりやすいの
で、早めにご相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『無料』と価格をお知らせするよりも、ズバリ原因を伝えて、『必要性』を伝えることが今回のポイントです。

→ママさんは、お子さんのことが心配なので、いろいろ不安になります。
 
→しかし、『その不安の原因が何なのか?』までは分からないので、そのまま何もしないのです。
 
→ところが、原因さえ分かれば、『それを解消すればいい』と思うので、行動しようとします。
 
→そんなママさんの気持ちを察して、メッセージを発信するのです。
 
→そうすると、そのメッセージにつられて、ママさんがお店にやって来ます。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則