店頭看板の事例(クライミングジムのボルダリング) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

クライミングジムさんの『ボルダリング』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

クライミングジムさんが、『ボルダリング』をおすすめしている店頭看板です。
 
『ホールド』と言われる手掛かりを、看板に付けて上手く目立たせています。
 
看板での情報のポイントは、ニュース性です。
 
今回の『ボルダリング』のニュース性は、何と言っても、『2020年東京オリンピックの新種目にボルダリングが正式決定』したことが挙げられます。
 
この辺りを少し入れるだけで、お客さんへのメッセージ内容が変わって来るでしょう。
 


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『店名』
>Climbing Gtm
>見学いつでもOK!
>体験クライミング受付しています
>この春『ボルダリング』始めませんか?
>なまった身体をむきむきボディーに!
>老若男女ここに集まれ!
 
 
 
→まず、ニュース性を入れた呼び掛けをします。
 
→例えば、『2020年東京オリンピック新種目のボルダリングを体験してみませんか?』
 
→このようにすれば、お客さんが『そうなのか、ボルダリングってオリンピックの新種目になったのか』と、興味を持ちやすくなります。
 
→そして、『ボルダリングの一番の魅力は・・・』と、『また、全身の筋肉を使うので・・・』と、さらに興味を持ちやすくしてあげるのです。
 
→こうしておいて、『見学はいつでもOK!』『体験予約受付中』とすれば、行動しやすくなります。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(クライミングジムのボルダリング)
2020年東京オリンピック新種目
の『ボルダリング』を体験してみま
せんか?

ボルダリングの一番の魅力は、達成
感が得られることです。

ただ単に壁を登るのでなく、ホール
ドを限定したコースを設定し、それ
を完登することで初心者から上級者
まで達成感が味わえます。また、全
身の筋肉を使うのでダイエットが期待
できると、女性にも大人気!

見学はいつでもOK!体験予約も受
付中です。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→ただ単にお知らせするのでなく、ニュース性があることを伝えることが今回のポイントです。
 
→今回は、『2020年東京オリンピック新種目に、ボルダリングが正式決定』したことがニュース性になります。
 
→冬のオリンピックの『カーリング』と同じように、目新しい種目には興味を持ちやすいものです。
 
→このようなお客さんの心理を上手く利用したいと思います。
 
→そのためには、まず、体験してもらうことが必要です。
 
→体験者の中には、一定数の継続者が現れます。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則