こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
買取専門店さんの『ブランド品の高価買取』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】

【コメント】
買取専門店さんが、『ブランド品の高価買取』をお知らせしている店頭看板です。
買取専門店さんの『ブランド品の高価買取』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】

【コメント】
買取専門店さんが、『ブランド品の高価買取』をお知らせしている店頭看板です。
ブランド品の写真を使って目立ちやすくしています。
イキナリ『高価買取』とお知らせしているのは、お客さんの『少しでも高く買い取って欲しい』という思いを察してのことでしょう。
しかし、これでは、今すぐ買い取って欲しいお客さん以外は、興味を持ってもらいないと思います。
理由は、このお知らせが、お客さんの日常とマッチしていないからです。
日常とマッチさせるためには、『お客さんの現状のシーン』で問い掛ける必要があります。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>高価買取
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>高価買取
>エルメス、シャネル、ルイヴィトン、プラダ等々
>使用感があっても大丈夫です!
>その他ブランドも幅広く取り扱っております。
→『お客さんの現状のシーン』とは、どんなことでしょうか?
→例えば、『クローゼット内に、使っていない、使うことがない、ブランド品はありませんか?』
→このように問い掛けると、『そうそう、確かにあるある』と、『現状のシーン』を思い出します。
→思い出したお客さんは、日常とマッチしますので、こちらのメッセージに興味を持ちやすくなるのです。
→それと、『なぜ高価買取できるのか?』の根拠も伝える必要がありますね。
→それは、『このような理由から、高価買取査定致します』と伝えることで、信ぴょう性を出したいからです。
→それと、『高価買取』と言っているのに、『使用感があっても大丈夫です』と真逆のメッセージを伝えるのは、ちょっともったいない気がします。
→そうでなく、『さらに高価査定を期待される方は・・・』と伝えたいですね。
【変更後看板の文章】
〈例えば〉
◆店頭看板の事例(買取専門店のブランド品の高価買取)
クローゼット内に、使っていない、
使うことがない、ブランド品はあり
ませんか?
プラダ等を、十分な経験を生かした
専門鑑定士と幅広いジャンルの販路
により、自信を持って高価買取査定
致します。
さらに、高価査定を期待される方は
購入時の包装紙、紙袋、付属品も、
一緒にご持参下さいね!
その他ブランド品も買取OKです。
『店名』『電話番号』『営業時間』
使うことがない、ブランド品はあり
ませんか?
エルメス、シャネル、ルイヴィトン
プラダ等を、十分な経験を生かした
専門鑑定士と幅広いジャンルの販路
により、自信を持って高価買取査定
致します。
さらに、高価査定を期待される方は
購入時の包装紙、紙袋、付属品も、
一緒にご持参下さいね!
その他ブランド品も買取OKです。
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→今すぐ買取して欲しいお客さんに知らせるのでなく、買取査定が期待できるお客さんにメッセージを伝えることが今回のポイントです。
→そのためには、『お客さんの現状のシーン』で問い掛けて、思い出してもらうことから始めましょう。
→また、『高価買取』と知らせるだけでは、信ぴょう性がありませんので、その根拠が必要です。
→今回は、『十分な経験を生かした専門鑑定士』がいることと、『幅広いジャンルの販路』
があることを根拠としました。
→それと、『高価買取』と言っているのに、『使用感があっても大丈夫です』と、高価買取できないメッセージを伝えることは、気をつけなければいけません。
→なぜなら、このようなメッセージを伝えるを伝えると、『何でもいいから、沢山持って来て!』という、こちらの魂胆が見透かされてしまうからです。
→そうでなく、『大切に使われている使用感のない品を持って来て下さい』という思いを伝えた方が、より価値のある品が出て来ますよ。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則