店頭看板の事例(生花店のスタンド花) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

生花店さんの『スタンド花』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

生花店さんが、『スタンド花』をおすすめしている店頭看板です。
 
『スタンド花』とは、お店の祝い事などに、背の高いスタンドを使って、たっぷりのお花を飾り付けた贈り物になります。
 
開店・開業・〇周年・祝賀会などに、贈られることが多いです。
 
贈り馴れている方には、これだけで伝わると思います。
 
しかし、あまり知らない方には、『スタンド花』の必要性すら分かりません。
 
なので、まず、『必要性』から伝えて行きたいと思います。
 
 


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『店名』
>Menu
>・おまかせスタンド花
>前日までのご注文で
>1段 ¥5000(税込)
>1番人気のスタンド花になります!
>その他、豪華スタンド花、オーダーメイドスタンドも
>してますので、気になりましたら、当店まで・・・GO!
>・アレンジ花
>アレンジ花、花束は、決まった金額はありません!
>お客様のご希望でご用意致します!
>その他、胡蝶蘭、鉢物等も取り扱ってますので
>お気軽にお問い合わせ下さい。
>『電話番号』
>HP、BLOG、Twitterしてま~す
 
 
 
→『スタンド花の必要性』を伝えることから始めたいので、その他のメニューは省きます。
 
→店頭看板は、『1商品1メッセージ』が基本です。
 
→他のメニューは、その都度定期的に書き替えることをおすすめします。
 
→その方が、変化があって、風景化されにくいです。
 
→『スタンド花の必要性』を伝えるためには、まず、問い掛けからスタートします。
 
→例えば、『お店のお祝い事にスタンド花を贈ると、なぜ喜ばれるのでしょうか?』と問い掛けると、必要性を伝えることができるでしょう。
 
→例えば、『スタンド花とは・・・』と説明した後に、必要性を伝えます。
 
→この後に、『スタンド花の料金』を知らせるのです。
 
→最後は、行動の促しになります。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(生花店のスタンド花)
お店のお祝い事にスタンド花を贈る
と、なぜ喜ばれるのでしょうか?

スタンド花とは、背の高いスタンド
を使ったお祝い花で、店頭に置くと
良く目立ち、お客さんの引き寄せに
役立ちます。また、賑わい感も出る
のでお店の雰囲気が華やぐのです。

前日までにご注文頂くと、
おまかせスタンド花
1段 ¥5000(税込)

お付き合いの深さやお店の広さに合
わせてお作りすることもできますの
で、ご相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→贈り馴れている方だけでなく、あまり知らない方にも伝えたいので、『スタンド花の必要性』から伝えることが今回のポイントです。

→必要性を伝える時は、『なぜ、〇〇なのでしょうか?』と問い掛けると、伝えやすくなります。
 
→なぜなら、問い掛けの答えが、必要性の理由になるからです。
 
→その結果、『あぁ~、なるほど、それで、店頭でよく見かけるのか?』となり、『それじゃ、〇〇さんのお祝いに、スタンド花を贈らなければいけないな』となれば、連絡が入る可能性が高まります。
 
→単に『商品名とその特徴』だけのお知らせよりも、行動してもらいやすくなるのです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則