店頭看板の事例(薬局店の美容液) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

薬局店さんの『美容液』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

薬局店さんが、『年齢サインさよなら』と言って、『美容液』をおすすめしている店頭看板です。
 
なかなかよくできていると思います。
 
でも、この専門用語の『年齢サイン』という言葉を、自分事と考えられるお客さんが、『どれだけいるのか?』がポイントでしょう。
 
なぜなら、専門用語の意味を知らないお客さんには、ちんぷんかんぷんだからです。


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>年齢サインさよなら
>目尻・眉間・ひたい
>放れい線・口元
>印象年齢を若返らせ
>シワの目立たない肌
>夢のリンクル美容液
>(イラスト)
>『商品名』
>20g 10000円
 
 
 
→では、お客さんに自分事と感じてもらうには、どうすればいいのでしょうか?
 
→それは、『ちょっとしたエピソード』を言葉にするだけでいいのです。
 
→例えば、『年下かな?と思っていたら、同年代だった』という経験などが、『ちょっとしたエピソード』になります。
 
→こんなエピソードを使って問い掛けると、お客さんは自分事と感じるのです。
 
→そうしたら、『どうして、そんな違いが出るのか?』を、ズバリ原因を伝えます。
 
→『その原因を解消するための商品がコレ!』と、商品につなげるといいでしょう。
 
→最後は、行動の促しも忘れずに!




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(薬局店の美容液)
年下かな?と思っていたら、同年代
だったという経験はありませんか?

見た目年齢に違いが出る一番の原因
は、目もと、口もと、ひたいなどの
シワです。

そんな気になる部分に、ハリやツヤ
潤いを与える美容液がコレ!
『商品名』20g 10000円

小ジワにさよならしたい方は、お早
めに!『店名』




【今回のポイント】

→専門用語で伝えるよりも、お客さんのエピソードで伝えることが今回のポイントです。
 
→エピソードの方が現実味があって、自分事と感じてもらいやすくなります。
 
→それと、エピソードを使った問い掛けにすることで、ズバリの原因の『年齢サイン』に気付いてもらえるのです。
 
→原因に気付いてもらえれば自分事になるので、その解消のための商品がコレになりますと、商品がとてもつなげやすくなります。
 
→そして、その気になった瞬間、すぐに行動してもらいましょう。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則