店頭看板の事例(旅行代理店の冬旅) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

旅行代理店さんの『冬旅』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

旅行代理店さんが、『冬旅』をおすすめしている店頭看板です。
 
写真やパンフレットを使って、イメージしやすく工夫しています。
 
イメージだけでなく、『言葉の投げ掛け』も必要ですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>ほっこり冬旅
>温泉、味覚
 
 
 
→では、どんな『言葉の投げ掛け』をすれば、冬旅に興味を持ってもらえるのでしょうか?
 
→そんな時は、まず、『質問』をします。
 
→例えば、『休暇が取れたら、どこへ旅に行きたいですか?』と投げ掛けるのです。
 
→『もし仮に、そうなっとしたら、どうしますか?』と、考えてもらうところから始めます。
 
→次は、冬に旅する理由です。
 
→『なぜ、夏旅より冬旅がいいのか?』を伝えます。
 
→そうすると、『へぇ~、そうなの』と、必要性に気付くのです。
 
→そうしたら、最後に、『ほっこりしたいな~と思ったら、こちらまで!』と、行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(旅行代理店の冬旅)
休暇が取れたら、どこへ旅に行きた
いですか?

 

夏旅より冬旅が人気な3つの理由!

◆海鮮料理など、美味しいものが沢
山食べられる
◆露天風呂など、良い雰囲気の温泉
が楽しめる
◆有名観光スポットなど、素敵な景
色の写真が一杯撮れる

『ほっこりしたいな~』と思ったら
こちらまで!

『店名』『電話番号』『営業時間』





【今回のポイント】

→写真などを使ったイメージだけでなく、興味が湧く情報を使った、『言葉の投げ掛け』をすることが今回のポイントです。
 
→今回の投げ掛けは、『もし仮に、休暇が取れたら、どうしますか?』と、『なぜ、夏旅より冬旅がいいのか?』の2つになります。

→この2つがハッキリすると、『誰が、なぜ、何を、どうする』が決まるのです。
 
→後は、『いつ、どこへ』だけになります。
 
→そうすると、一気に決まってしまうことも多いのです。
 
→しかし、現状の『ほっこり冬旅』だけでは、『何を、どうする』だけなので、なかなか決めかねます。
 
→どうでしょうか?



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則