『あおり』も使い方で、お客さんのためになる! | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。


お客さんは何らかの悩みを抱えながら生活されています。

 

しかし、『現状に悩みがあっても仕方ない』と思っている方が、ほとんどです。

こうなるのは、『行動しないこと』が、主な原因でしょう。

 

つまり、行動しないから悩み続けるのです。


では、どうすれば、お客さんに行動してもらうことができるのでしょうか?

 

今のままでは、お客さん自身では行動できません。

 

なので、あなたが、お客さんに行動してもらうようにすればいいのです。

 

 

 

そのための手順は、次のようになります。

 

◆(1)『現状の悩みに共感する』

 

◆(2)『緊急な悩みに変える』

 

◆(3)『悩みの解決策を伝える』

 

◆(4)『今すぐの行動を促す』

 

 

 

こんな流れで行動を促すのです。

 

ポイントは、(1)の『現状の悩み』を、(2)の『緊急な悩み』に変えるところにあります。

 

これを、『あおり』と言われることもあるでしょう。


『あおり』とは、『相手に、ある行動を起こさせるように仕向けること』を言います。

 

 

しかし、お店目線であおって、お客さんに不安を与えるのでなく、お客さん目線であおって、お客さんのために勘違いに気付いてもらうためにするのです。



<例えば>

虫歯が気になるけれど、今は痛くないので、そのままにしているお客さんに対して『あおる』場合

 

 

◆(1)『季節と虫歯は関係ないと思っていませんか?』

 

◆(2)『実は、空気が乾燥する秋になると、お口の中も乾き、唾液による自浄作用が弱くなるんです。そのため、歯垢(プラーク)が溜まりやすく虫歯菌も増え出します』

 

◆(3)『そんな時は、毎日のお口のこまめなケアと、現状の検診が一番です』

 

◆(4)『痛くなっては手遅れです。その前に、一度ご相談下さいね!』

 

 

 

こうして、『現状の悩み』を『緊急な悩み』に変えるきっかけを作るのです。

 

ただ、この内容だけでは、まだ『緊急な悩み』になっていませんが、このことによる『検診の結果で、初期の虫歯が見つかる』と、『緊急な悩み』に変わります。

 

 

 

このように、『行動しないことによる悩み』は、『あおる』ことで、お客さんのためになるのです。

 

なので、もっともっとあおってもいいのかもしれませんね。

 

 

 

どうでしょうか?

 

 

 

『あおる』流れは、とっても簡単です。

 

◆(1)『こんなことありませんか?』

 

◆(2)『実は、こうなんですよ』

 

◆(3)『そんな時は、こうするとこうなります』

 

◆(4)『こう感じたら、今すぐ、こうして下さいね』

 

 

 

こんな簡単な流れでも、『現状の悩み』を『緊急な悩み』に、一瞬だけ変えることができます。

 

この一瞬だけ変わった時が大切です。

 

変わった一瞬の勢いで、すぐに行動させます。

 

なぜなら、この一瞬を逃すと、余計なことを考え出して不安がよぎり、また行動できなくなるからです。

 

 

『あおり』とは、本来、一瞬の効果でしかありません。

 

 

このことを意識して、使って下さいね。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則