店頭看板の事例(生花店のミニブーケギフト) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

生花店さんの『ミニブーケギフト』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

生花店さんが、『ミニブーケギフト』をオススメしている店頭看板です。
 
『お花があったらいいな』と思う気持ちは、多くに人が持っています。
 
そんな『ミニブーケ』を500円とワンコインでプレゼントできたらいいですね。
 
『大人から子供まで』と対象が広すぎますので、できれば、『こんなあなたに』と呼び掛けると、もっと良くなると思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>贈る気持ちに華やかさを添えて
>大人から子供まで気取らない
>気を使わせないギフト人気No.1
>ミニブーケ ¥500
>アレンジメント・花束など
>製作時間 約15分
>お花を贈るご相談
>どんなことでもお気軽に
 
 
 
→では、誰に呼び掛ければいいでしょうか?
 
→例えば、『500円でセンスのいいプレゼントをお考えのあなたに』と、したとしましょう。
 
→この場合は、プレゼント商品は、『ミニブーケ』だけとは限りません。
 
→そこで、『気を使わせないギフト人気No.1のミニブーケはいかがですか?』とすれば、お客さんと商品がつながります。
 
→これで、『必要性』が出るのです。
 
→そして、『贈る気持ちを添える』のなら、やっぱり、『ちょっと一言』があればいいと思いませんか?
 
→最後は、行動の促しです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(生花店のミニブーケギフト)
500円でセンスのいいプレゼント
をお考えのあなたに

 

気を使わせないギフト人気No.1
のミニブーケはいかがですか?

 

『料理や食事が楽しめる、キッチン
やダイニングに!』とちょっと一言
書き添えると喜ばれますよ!

ブーケがイメージしにくい場合は、
お気軽にお声掛け下さいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『大人から子供まで』と対象を広げるのでなく、『こんなあなたに』と呼び掛けることが今回のポイントです。
 
→日常、ちょっとお花を楽しむには、1000円以上かかってしまいます。
 
→それを、ワンコインの500円で楽しむことができれば嬉しいです。
 
→これは、プレゼントされた方も同じ気持ちだと思います。
 
→さらに、『ちょっと一言』が添えてあれば、『わざわざ自分のことを思って書いてくれたのだな』と感じるので、嬉しさが倍増することでしょう。
 
→もしも、『何を書いたらいいのか?』分からないお客さんがいたとしたら、参考になる事例集を用意して見せてあげればいいのです。
 
→そんなお花を通した関わり方が、これからは大切だと考えます。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則