欲しいことがあっても、躊躇してなかなか行動できないあなたに | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。



人は、『良い結果が欲しい』と思うが、『悪い結果は欲しくない』と思っています。

 

欲しくないのは、『悪い結果が怖い』からです。
 

 

 

そんな『良い結果だけが欲しい人』は、どんな行動をするでしょうか?

 



この人は、少し不安があると、『悪い結果が怖い』ので、行動することを躊躇して、不安がなくなるまで先延ばしします。

 

しかし、不安がなくなることはありません。

 

なので、どんなに良い結果が欲しくても、行動を躊躇してしまうのです。

 

 

 

ところが、少しくらい不安があっても、ためらわずに行動してしまう人がいます。

 

この人は、なぜ、すぐに行動できてしまうのでしょうか?

 

それは、すぐに行動できてしまう人と、そうでない人との解釈が違うからです。

 

 

 

◆(A)すぐに行動できてしまう人の解釈

『良い結果』と『悪い結果』は一対であると考えます。

 

◆(B)躊躇してなかなか行動できない人の解釈

『良い結果』と『悪い結果』は別々であると考えるのです。

 

 

 

つまり、(A)の人は、『良い結果が欲しい』と思うことと、『悪い結果が怖い』と思うことは一対であると解釈しているので、『良い結果』が出る前に、『悪い結果』が出たとしても当たり前と考えます。

 

さらに、『もっと良い結果が欲しい』と望んだとすれば、必ず『もっと悪くなる結果が出るかも』と覚悟しているのです。


だから、ちょっとやそっとの『悪い結果』では、怖がりません。

 

 

 

ところが、(B)の人は、『良い結果が欲しい』だけなので、『悪い結果になりそう』と思うだけで怖いのです。

 

この解釈の違いで、すぐに行動できるか、躊躇してなかなか行動できないかが決まります。

 

 

 

例えば、『売上げが伸び悩んでいる』という問題があったとして、問題解決のために、『リピート客に対して、お礼状を書こう』という解決策を考えたとしましょう。

 

 

(A)の解釈の人は、『良い結果が出るまで、やり続けること』ができます。

 

しかし、(B)の解釈の人は、『良い結果が出るまで、待てずにあきらめること』が多いでしょう。

 

なぜなら、必ず、『悪い結果』が出るからです。

 

 

例えば、『数カ月続けたが、売上げに変化がない』とします。

 

 

この結果を見ても、解釈の違いが出て来るのです。

 

 

◆(A)の解釈の人

 

全体の売上げに変化はないが、『良い結果が出た時はないか?』と考えます。

 

もしも、『良い結果が出た時があったのなら、それはどんな事情があったのか?』を調べるのです。

 

そうすると、『良い結果が出た時の事情が分かる』ので、同じことをすれば、良い結果が出やすくなると考えます。

 

それを続けて行くと、最終的に、『リピート客にお礼状を出すことで、売上げが伸びること』になるのです。

 

 

ところが、

 

◆(B)の解釈の人は、数カ月続けたが、売上げに変化がないので、このやり方では効果がないと考えます。

 

先程の『良い結果が出た時があったとしても、それはたまたま良い結果になっただけで、全体としてダメなものはダメだ』となるのです。

 

そうすると、『リピート客にお礼状を出すこと』を止めてしまいます。

 

そして、即効性のある他のやり方を探そうとするのです。

 

確かに、即効性のあるやり方は、一時的には売上げが伸びるかもしれませんが、それが継続的に売上げが伸び続けるかといえばそうでもありません。

 

しかし、それでも目先の良い結果だけを追いかけるようになるのです。

 

 

 

どうでしょうか?

 

 

◆(A)すぐに行動できてしまう人の解釈

『良い結果』と『悪い結果』は一対である

 

◆(B)躊躇してなかなか行動できない人の解釈

『良い結果』と『悪い結果』は別々である

 

あなたの解釈は、どちらでしょうか?

 

 

 

『良い結果を出すやり方』も大切ですが、『良い結果につながる解釈』はもっと大切なのです。

 

もしも、今まで、(B)の解釈をしていたのなら、(A)の解釈をしてみませんか?

 

きっと、今までと違った行動ができて、良い結果につながると思いますよ。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則