商品を売るためには、何かを捨てなければいけない | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。



新しい情報を知った時、『分かったつもり』になっても、本当のところは、『何も分かっていない』ことが多くあります。

だから、納得できないので、行動できないのです。

これは、行動できないのが問題ではなく、『今までの解釈』を捨てられなくて、納得できないことが一番の問題になります。


しかし、この『今までの解釈』を捨てられないことに、なかなか気付きません。

なので、何か新しい行動をしようと思ったら、まず『今までの解釈』を捨てないといけないのです。


<例えば>
あなたが、今、商品を売っていて、その商品が売れなくなって困っている場合

おそらく、『どうすれば売れるだろうか?』と考えて、『売ろう、売ろう』とするはずです。

でも、これではいくら考えても売れません。



なぜでしょうか?



それは、先程も話した通り、『今までの解釈』を捨てなければいけないからです。

どういうことか言うと、

『売ろう、売ろう』とすることを、一旦捨ててしまいます。


『売ろう、売ろう』とするのでなく、『情報を届けよう』と考えるのです。

このことを考えられるかが、ポイントになります。


なぜなら、お客さんが最初に欲しいのは、『情報だけ』だからです。


では、情報とは、どんな情報でしょうか?


それは、その商品を使うことで、『得られる成果』についての情報です。

そして、その成果を、『一番伝えるべき人』の情報になります。

この『得られる成果』と『一番伝えるべき人』の情報は、必須です。


この2つで、『誰に、何ができるのか?』がハッキリしますので、このことに興味を持ってもらえるお客さんを集めることができます。


そして、その人達に、『なぜ伝えるべきなのか?』という理由を伝えれば、『売ろう、売ろう』としなくても、『それ欲しい』と思ってもらえるお客さんが現れるのです。


しかし、ここで安心してはいけません。


ここまでで、『売ろう、売ろう』という今までの解釈を捨てて、まず『情報を届けよう』という新しい解釈に気付いたことで、『それ欲しい』と思ってもらえたお客さんが集まっただけです。


まだ、商品を買ってもらった訳ではありません。


この後、買ってもらえるようにしなければいけないのです。


それは、今、あなたにやってもらった通り、お客さんにも『今までの解釈』を捨ててもらえばいいだけで、買ってもらえます。


例えば、

『今のままでは、何も変わりません』

『しかし、このままではいけないと、思ったこともあるでしょう』

『今、このチャンスをつかめば、あなたの望む成果が手に入ります』

『どうするかは、あなたの自由です』

『でも、少しだけ今までの解釈を変えてみませんか?』

『あなたと同じように悩まれている方も、最初はそうでした』

『しかし、ほんの少しの決断で、こんな成果をつかんでいます』

『今度は、あなたの番です』

『何かを得るためには、何かを捨てなければいけない時があります』

『勇気を出して、一歩踏み出して下さい』

『まずは、ここから始めませんか?』




こんな感じで、『今までの解釈』を捨てやすくしてあげるといいでしょう。

この後、実際に、『お試し体験』してもらって、『今までの解釈』に疑問を持ってもらってもいいですね。



このように、『今までの解釈』を、ちょっとだけ捨ててもらうことはとても大切になります。

これは、あなたにとっても、お客さんにとっても同じことです。



商品を売るためには、『売ろう、売ろう』という今までの解釈を捨てて下さい。

そして、『情報を届けよう』という新しい解釈に気付いて下さい。

その上で、今度は、お客さんに『今までの解釈』を捨てるお手伝いをしてあげましょう。

そうすることで、上手く商品が売れていく流れができると思います。




最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則