店頭看板の事例(電鉄会社のハイキング&ウォーキング) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

電鉄会社さんの『ハイキング&ウォーキング』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

電鉄会社さんが改札口周りで、『ハイキング&ウォーキング』をおすすめしている店頭看板です。

この看板の近くに、いろいろなパンフレットがあります。

その中に、『駅からハイキング&ウォーキング』があったので、おそらくそのおすすめですね。


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>寒い季節なので
>ハイキング&ウォーキング
>1年間を通して
>(さすがに8月はないですが)
>ハイキング&ウォーキング
>を楽しめます。寒い季節
>だからこそあたたまりましょう。
>(あたたかい格好で)



→冒頭の『寒い季節なので、ハイキング&ウォーキング』が、ちょっと弱い気がします。

→ここは、いつものように、『冬は〇〇で、〇〇していませんか?』と、問い掛けからスタートする方が、『なぜハイキング&ウォーキングなのか?』を伝えやすいです。

→問い掛けた後は、ウォーキングをおすすめし、『夏は〇〇ですが、冬は〇〇なんですよ』と、お客さんが知らないことを気付かせてあげましょう。

→その後に、『おすすめの駅からハイキング&ウォーキング』と、つなげたいですね。

→最後は、やっぱり、行動の促しになります。

→ここは、『備え付けのパンフレットをお取り下さい』とすればどうでしょうか?



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(電鉄会社のハイキング&ウォーキング)
冬は寒いから家でぬくぬくゴロゴロ
していませんか?

そんな冬におすすめの運動がウォーキ
ング!

夏は水分が出るだけですが、冬は体
温が低いので脂肪を燃焼させて代謝
アップにつながるんですよ。

おすすめの『駅からハイキング&ウ
ォーキング』
◆京都〇〇めぐり
◆新しいスポット〇〇
◆〇〇駅周遊 など
参加費無料、申し込み不要!

近くの備え付けパンフレットをお取
り下さい。




【今回のポイント】

→単に『寒い季節なので、ハイキング&ウォーキング』とするのでなく、『なぜハイキング&ウォーキングなのか?』をハッキリさせて、必要性に気付かせることが今回のポイントです。

→お客さんが必要性に気付くと、『そうよね、この頃運動不足よね』と感じて、『ハイキング&ウォーキング』に興味を持ってもらいやすくなります。

→そうした後に、今企画している『駅からハイキング&ウォーキング』の事例を紹介して、参加することを促しましょう。

→この場合、参加しやすいように、『参加費無料、申し込み不要!』とすれば、なおいいですね。

→こうなると、最後の『備え付けのパンフレットをお取り下さい』は必須になります。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則