店頭看板の事例(生花店のスイートピー) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

生花店さんの『スイートピー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

生花店さんが、春のお花の中で、『スイートピー』をおすすめしている店頭看板です。

スイートピーの素敵なイラストが目立ちます。

できれば、『1月の誕生花で人気のスイートピーが初入荷!』としてもいいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>春のお花続々と入荷しております!
>1月のオススメはスイートピー
>とても香りがいいです。
>一見サブ花のようですが、スイートピーを
>メインにどっさり飾ると華やかで
>香りもより強まりオススメです
>『店名』



→『春のお花続々と入荷しております!』を、『1月の誕生花で人気のスイートピーが初入荷!』と『お誕生日のプレゼント』に絞り込むと、もっとハッキリとしたお知らせになると思います。

→このように絞り込むと、『お誕生日のプレゼント以外は買ってもらえない』と錯覚される方が多いです。

→しかし、現実はそうではなくて、イメージされやすいお知らせをすると、ギフトなどの別の用途でも買ってもらえます。

→なぜなら、『私はお誕生日のプレゼントではないけれど、スイートピーが素敵と気付いたからギフトにしたい』となりやすいです。

→それと、『どっさり飾るとは、具体的に何本なのか?』もハッキリさせた方が、分かりやすいと思います。

→また、『どんなスイートピーの花束になるのか?』も少しお知らせしたいですね。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(生花店のスイートピー)
1月の誕生花で人気のスイートピー
が初入荷!

大切な方へのプレゼントに花束を贈
られませんか?

1本では可憐でも、40~50本束
ねると、ふんわりと華やかで香りの
よさも強まります。

一番人気はカラフルなミックスです
が、お好みによりイエロー、ピンク
パープル、ホワイトの単色の花束も
OKです。

あなたの優しい心が伝わる贈り物と
して、とても喜ばれますよ!

『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『1月の誕生花で人気のスイートピーが初入荷!』と『お誕生日のプレゼント』に絞り込むことが今回のポイントです。

→こうすることで、イメージされやすく、強いメッセージを届けるられます。

→それと、『どっさり飾るとは、具体的に何本なのか?』

→『どんなスイートピーの花束になるのか?』

→これらが分かると、さらにイメージしやすくなるはずです。

→最後は、『あなたの優しい心が伝わる贈り物として、とても喜ばれますよ』と、喜ばれたい欲求を満たしてあげましょう。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則